38歳パンサー菅が“泣ける少女漫画”激推し、芦原妃名子『砂時計』で涙活!の画像
パンサー菅
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 どうもみなさん、私、吉本興業で黒豹(パンサー)という暴走族の遊撃隊長やらしてもらってる菅良太郎と申します、以後お見知り置きを。

 私38歳男子なのですが、少女漫画が好きでこのふたまん+で少女漫画についてのコラムを書かせていただいている次第でございます。さて今回紹介させて頂くのは『泣ける少女漫画』でございます。

 泣くのは涙活って言葉があるくらい本当にストレス解消になりますからね。この大変な時期、家からも出られずにストレス溜まってる方も多いと思います。僕も自粛で家にいるストレスから、飲んだ酒の缶をすべてキレイに並べていくという謎行動の真っ最中です、いま氷結の缶が80本くらいキレイに並んでいます。キラキラしていて絶景ですよ。

 話がそれましたね、泣ける少女漫画の話でした。

 さて今回紹介する漫画はこちら。芦原妃名子先生の『砂時計』でございます。

 あらすじはこう。

 主人公の植草杏は、12歳の冬に両親の離婚を機に母親の実家・島根に越してきた。田舎独特の雰囲気になかなかなじめない杏。だが、近所に住む同い年の北村大悟、月島藤と妹の椎香に出会い、4人はいつしか行動を共にするようになる。杏はようやく嫌でたまらなかったこの村に居場所を見つける。

 ようやく杏が慣れてきた頃、元々心を病んでいた杏の母が生きることに疲れ自殺をする。杏は葬式の席で、島根に来る途中に仁摩サンドミュージアムで母に買ってもらった砂時計を、悲しみのあまり母の遺影に投げつけ壊してしまう。そんな杏に大悟は、壊れた砂時計と同じものを杏に渡し、ずっと一緒にいることを約束する。杏も大悟とずっと一緒にいられるよう願う。

 やがて時がたつと、杏と大悟の間には恋心が芽生えていき、2人はつきあうようになる……。

 12歳から始まる話が終わるとき、主人公28歳になってます。16年間ものお話なんですね。でもテンポよくまとめてあって全10巻なのですが8巻で物語は完結致します。

 母親の自殺という所からストーリーが動き出すのですが、重めですね。この自殺にも色々な原因があって読めば分かるんですが、そこももう泣けちゃうポイントですよね。やっぱり頑張りすぎちゃう、優しい人って心の病気になりやすいのかなぁと。

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