一方のベイルは、彼の代理人がイギリスで「レアルでベイルは正しい扱いを受けなかった」「レアルは助けてくれなかった」と恨み節を語るなど、レンタル移籍とは思えない決別の態度を見せている。かねてから噂されているジダンとの確執を表すものだった。

 混迷するライバル・バルセロナについて聞かれても「私は何が起きているのかよく知らない」と返したように、ジダンはチーム内の確執について、最後まで慎重な様子を貫いた。

 昨季、ラ・リーガを制したレアル・マドリードは王者としての戦いを見せられるのか。指揮官の手腕が問われる。

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