ボールを持ったときに何ができるのか――今までの仙台には感じられなかった勇気と自信がこの日のピッチにあった。

 電光石火弾によって、チーム全体で勢いづいた部分はあるだろう。だとすれば、開始16秒でのあの“勇気”は、偉大なプレーだった。石原のJ1初ゴールは、最大限の祝福をもって遇されるべきものだ。

 注視すべきもう一つのポイントは、大分対策の守備布陣だ。気持ちの面だけでなく、大分を相手にした戦い方もハマっていた。

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