唯一の肉親で親代わりの叔父が遺したものは、殺し屋御用達の兵器販売店だった?! 叔父の謎の死後、謎の殺し屋たちに命を狙われる身となったヒロインのサバイバルバトルを描く『殺し屋たちの店』が、ディズニープラス スターにて独占好評配信中だ。

 謎が謎を呼び、1話から先が気になる本作の見どころを、主演のイ・ドンウクキム・ヘジュンに聞いた。(記事全2回のうち後編)

■“静かなカリスマ”イ・ドンウク、見どころはアクション!

――姪っ子のジアンに対して非常にクールで、一定の距離を保ったジンマンですが、キム・ヘジュンさんから見た叔父役ドンウクさんは、どのような印象でしたか? 役とのシンクロ率は?

キム・ヘジュン「ドンウクさんは、とても“透明な人”です。長い間“芸能人”としてドンウク兄さんを見てきたので、撮影に入る前は、神秘的というか、ちょっと近寄りがたいカリスマ性のある方かなと思っていたんです。でも、実際に一緒に組んでみると“優しいカリスマ”っていうんですか。現場のみんなを温かく包み込んでくれるんです。後輩や仲間の面倒見がよく、ずいぶん癒されました。私にとっては本当の叔父のようでした」

イ・ドンウク「正直に言っていいんだよ(笑)」

キム・ヘジュン「ほんとほんと(笑)。ものすごく優しい人なんだなと。今も横にいて楽しくて。ああだこうだと言い合ううちに、“神秘なイメージ”はどんどんなくなっていきましたが、他の愛情が生まれたのではないかと思います」

イ・ドンウク「そうですね」

キム・ヘジュン「そうでした」

(C) 2024 Disney and its related entities

――逆にドンウクさんから見て、ヘジュンさんはどんな印象でしたか?

イ・ドンウク「共演前に彼女の出演作品を観たときの印象は、非常にエネルギッシュで、また力強い俳優さんだなと思いました。実際に共演してみると、俳優としてだけでなく、人間キム・ヘジュンの魅力が本当に素晴らしいんです。ヘジュンさんは何も隠そうとしたり、飾ろうとしたり、そういうところが全くない。見たままなんです。常に明るいキャラクターで、現場の雰囲気を盛り上げてくれましたし、一緒にいてとても楽でした」

――先程もアクションの話になりましたが、ドンウクさんはこれまでも『九尾狐伝』シリーズや『バッド・アンド・クレイジー』などでもアクションを披露してきています。今回のアクションはどうでしたか?

イ・ドンウク「これまではファンタジー要素の強いアクションだったのですが、今回のジンマンは元傭兵という設定で、より実践的なアクションだったので新鮮でしたね。そのため、特殊部隊で使うテクニックを練習しました。ただ正直、僕はそんなに大きな苦労はありませんでした。アクションで一番神経を使ったのは、できるだけ安全に撮ることでしたね。僕よりもヘジュンさんが苦労が多かったんですよ。ヘジュンさんが撮影する分量を後で見て、少しかわいそうになったくらいです。ありがたくもありました」

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――ヘジュンさんは、ムエタイアクションに挑戦したそうですね。

キム・ヘジュン「アクションスクール初日に行った体力づくりプログラムがきつすぎて、その日のうちに辞めたいと思いました(笑)。ドンウク兄さんにも、『アクションスクールでの練習が大変だ』と言ったら、『けがに気を付けて。自分ができる範囲のことをすればいい』と励ましてくれて、なんとか頑張れました。それに、私もそうですが、実際にたくさん怪我をしたのはドンウクさんです。ですから、そんな部分で心配をたくさんしました」

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