■主演男優賞:ソン・ジュンギ『ヴィンチェンツォ』

 2021年のネットフリックス視聴ランキング上位に長く君臨した『ヴィンチェンツォ』。ソン・ジュンギ(36)が“大人”俳優の本領を発揮し、異色のダークヒーローを見事に演じた。

「超クールな弁護士でアクションもこなす、難しい役どころを演じ切ったソン・ジュンギ。イタリア育ちの小洒落た雰囲気を、嫌味なく、キザでなく、サラリと演じられたのは、彼自身が持つ品の良さゆえじゃないでしょうか。

 作品についてのインタビューでは、『シリアスなシーンとコミカルなシーンのバランスを取るのが大変だったけれど、楽しかった』と語っていたのが印象的です。インパクトもカッコよさも、『愛の不時着』のリ大尉、『梨泰院クラス』のパク・セロイに続く、人気キャラクターになったと思います。

 2022年放送の新作ドラマ『財閥家の末息子』は、彼の出世作でもある『トキメキ☆成均館スキャンダル』の脚本家と、大ヒット作『彼女はキレイだった』の演出家がタッグを組んだもので、今から期待されています」(『韓国TVドラマガイド』編集部)

 主演男優賞の次点には、シン・ハギュン『怪物(原題)』、キム・ソンホ『海街チャチャチャ』が入った。

画像:Netflixシリーズ『ヴィンチェンツォ』独占配信中