■涼し気な顔で「お姫様抱っこ」するイ・ジョンソク、圧倒的に絵になるイ・ミンホ

 というわけで、お姫様抱っこが似合う俳優、やたらお姫様抱っこをさせられる俳優というのが存在する。そのダントツは、イ・ジョンソク。その代表例が、『W-君と僕の世界-』だ。マンガのなかの主人公カン・チョル(イ・ジョンソク)は、気絶したヨンジュ(ハン・ヒョジュ)をさっと抱き上げ、自分の部屋の運ぶ(第3話)。彼女のスカートのすそがはだけないように布を巻いてやり、刑事の前では顔を見せないよう自分の方に隠し寄せるなど、細やかな配慮も含めて、最高のお姫様抱っこだ。

 イ・ジョンソクは『ドクター異邦人』ではチン・セヨンを、『ピノキオ』ではパク・シネを(クローゼットの中で眠ってしまった彼女を抱き上げて運ぶシーン、きゅんきゅんだった)、『あなたが眠っている間』ではペ・スジを、お姫様抱っこしている。

 ひょろっと細くて、腕力あります!なイメージはないが、毎回涼しい顔で抱き上げてくれるイ・ジョンソクは、間違いなくお姫様抱っこ俳優「優勝」だ。

『W -君の僕の世界-』©2016 MBC

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発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

 もうひとり、このお姫様だっこ枠ベスト3に認定したいのが、イ・ミンホだ。

 大ブレイクした『花より男子~Boys Over The Flower』を筆頭に、『シティハンター in Seoul』ではパク・ミニョンを、『シンイー信義ー』ではキム・ヒソンを、『青い海の伝説』ではキム・ヒソンを、『ザ・キング:永遠の君主』ではキム・ゴウンを、彼女たちの窮地のたびに抱き上げて、救っている。

 イ・ミンホの天賦の華とオーラがここぞとばかりに輝いて、お姫様抱っこのシーンが圧倒的に絵になるのである。

 発売中の『韓国TVドラマガイド』100号では、『二十五、二十一』のキム・テリ&ナム・ジュヒョクのインタビューと作品紹介や見どころを掲載している。また、同誌では創刊100号記念企画として「本当に好きな俳優・ドラマ」を大特集。俳優部門では「オールタイム神5」「殿堂ベスト5」「年代別ベスト」をファンの推しコメントとともに紹介している。ナム・ジュヒョク、イ・ジョンソク、イ・ミンホも年代別ベストに選出されているので、チェックしてほしい。