発売中の『韓国TVドラマガイド』100号で表紙を飾り、特別企画「本当に好きな韓国俳優」では、その代表格の「オールタイム神5」に選ばれたイ・ジュンギ

 ファンに長く愛され続けるイ・ジュンギが、最新作として選んだのはファンタジー復讐劇『アゲイン・マイ・ライフ』だ。同名Webマンガが原作で(ピッコマで配信中)、絶対権力者の不正に挑む熱血検事を演じている。韓国では4月8日から放送スタート、日本での放送が待ち望まれる。

 イ・ジュンギが法曹界を舞台に演じた復讐エンターテイメントといえば、『無法弁護士〜最高のパートナー』(2018年)も忘れてはならない。

■イ・ジュンギ演じるアウトロー弁護士が巨悪に立ち向かう

『無法弁護士〜最高のパートナー〜』でイ・ジュンギが演じるのは、法の抜け道を巧妙にかいくぐり、ときに拳も使い、勝訴を導く組織暴力団弁護士ポン・サンピル。ソン・ジュンギが演じたマフィア弁護士“ヴィンチェンツォ”的キャラだ。

 ある日、差出人不明で1冊の手帳を受け取ったサンピルは、彼は故郷キソン市に戻る決意をする。そこは彼が幼い頃、母を殺された場所だった。そこで、失踪した母を捜すために弁護士になった勝ち気なヒロイン、ハ・ジェイ(ソ・イェジ)に出会い、パートナーにスカウトするサンピルだが……というところから、物語は始まる。

犬とオオカミの時間』から始まり、『イルジメ〔一枝梅〕』、『朝鮮ガンマン』、この『無法弁護士』まで、親を殺された復讐劇というイ・ジュンギの十八番。ちなみに、最新出演作『アゲイン・マイ・ライフ』でも、親を殺されかけているという設定だ。

 だが、この『無法弁護士』で演じた弁護士サンピルは、ハードでストイックというより、軽妙洒脱で緩急の効いたキャラクター。向こう見ずなヒロインのジェイとの丁々発止のやり取りもテンポよく、同じ事件を因縁にもつ2人が心を一つにして権力悪に立ち向かっていく姿は、男女相棒ものの面白さと、ときめきが満載だ。

『無法弁護士~最高のパートナー』©STUDIO DRAGON CORPORATION