■『無法弁護士〜最高のパートナー〜』推したい見どころ
『無法弁護士〜最高のパートナー』で、「ここは特に推しておきたい」という3つの見どころを紹介しよう。
《推したい見どころ1》知るほどに男気あふれるサンピル
あやしいチンピラたちを仲間に取り込み、法律事務所を営むサンピル。その個性豊かなチーム力、事務所の雰囲気は、やはりヴィンチェンツォ的。やり方は型破りだがチンピラを善行に導き、貧しい債権者には利息を下げてやる。軽薄そうに見えて才知に長け、ワルそうに見えて紳士的。「兄貴」と慕うチンピラたちとの男の絆も愉快かつ萌える。
《推したい見どころ2》サンピル×ジェイのときめく関係
正義感も気も強いジェイとサンピル、はみ出し者の男女弁護士コンビが繰り広げる愉快な掛け合いが小気味いい。図々しく振る舞いつつ、巧妙にリードし、彼女の才を引き出していくサンピルがとにかく素敵なのだ。加えて、幼い頃にジェイの母に助けられた恩義から、何が合っても彼女を守ろうとする姿にはときめくしかない!
《推したい見どころ3》華麗なアクション×深い内面演技
ヤクザの伯父のもとで育ったサンピルは、拳の腕も相当なもの。危ない橋を渡ることも多く、大勢の男たちを相手に繰り広げる華麗な蹴り技、手技に魅せられる。ブラジリアン柔術を駆使したアクションは必見だ(道着姿も眼福!)。一方で、母を守れなかった心の傷や伯父への情愛、敵に対する怒りなど、心のうちが表情にふっと浮かぶ瞬間、ギュッと胸を締めつけられる。
個性豊かな脇役陣との演技対決も見ものな本作。社会派エンターテインメントとしての痛快さ(勧善懲悪!)に、ロマンスの胸キュンを詰め込み、最後まで一気に楽しめる作品になっている。