■主人公役チョンウを追い詰める、麻薬組織ナンバー2役パク・ヒスンの凄み
★『模範家族』見どころポイント
主人公ドンハを演じるチョンウは1981年1月14日生まれ。『応答せよ1994』の主役で一躍人気俳優の仲間入りをして、その後も演技派俳優として実績を積んできた。近作『このエリアのクレイジーX』では怒りをコントロールできない刑事に扮し、ヒロイン役オ・ヨンソとの過熱する丁々発止のやりとりがユニークな異色のラブコメを生み出した。
本作では、思わぬ出来事から違法な麻薬犯罪に手を染めてしまうドンハを、情けなさや必死にあがく姿を交えて人間臭く演じている。
いっぽう、ハン・ソヒ、アン・ボヒョン出演のサスペンス『マイネーム:偽りと復讐』で麻薬組織のボスを演じて存在感を発揮したパク・ヒスンが、今回は麻薬組織のナンバー2役に扮する。主人公を追い詰めていく、凄みあるセクシーな演技に注目だ。
パク・ヒスンは1970年 2月 13日生まれ。10月28日に公開されるチョ・ジヌン、チェ・ウシク主演の韓国映画『警官の血』(原作:佐々木譲)にも出演している。
主人公ドンハの妻ウンジュを演じるのは『オールド・ボーイ』のユン・ジンソ。スリリングな麻薬犯罪ストーリーと並行して、亀裂が入った夫婦関係や思春期の娘、心臓病を患う息子など、タイトルとは相反する深刻な家族の問題も描かれていく。映像やアクションもスタイリッシュで、近年の韓国ノワール作品が好きな人にお薦めだ。
●配信情報
Netflixシリーズ『模範家族』独占配信中
[2022年/全10話]監督:キム・ジヌ 脚本:イ・ジェゴン 主演:チョンウ、パク・ヒスン、ユン・ジンソ、パク・ジヨン