■“静かなカリスマ”ヒョンビン、ツンデレ役でも魅力発揮のソ・ジソブ

 2016年2月発売の63号の表紙はヒョンビン。“静かなカリスマ” と評されていたヒョンビンの新たな代表作『ジキルとハイドに恋した私~Hyde, Jekyll, Me~』(2015年)特集とインタビュー、過去の出演作も紹介しています。

 二重人格者の役を演じたことについては、「1人2役をどれほど自分のなかで消化できるか、撮影前は心配でした。でも最後までしっかりと演じられたような気がします。このことは自分の中でも(自信として)長く残りそうです」と語っていました。

 インタビュー時は、次回作(映画『コンフィデンシャル/共助』)の準備中で「北朝鮮の刑事を演じるので、方言の勉強や体力作り中」とも話していたヒョンビン。記事を読み返すと、そういった絶え間ない努力が、その後の大ヒット作『愛の不時着』のリ大尉役にもつながっているのだと、改めてヒョンビンの演技者としての才能と魅力に感服します。

『韓国TVドラマガイド』(63)表紙ヒョンビン

 64号(2016年4月発売)の表紙は、4年ぶりの表紙登場となったソ・ジソブ。シン・ミナと共演したロマンスコメディ『オー・マイ・ビーナス』(2015年)を特集しています。

『オー・マイ・ビーナス』の見どころは、なんといっても、ソ・ジソブ演じるスポーツトレーナーのツンデレぶり。シリアスで陰のある役のイメージが強かったソ・ジソブが、『主君の太陽』(2013年)に続いて、ロマコメに出演したことも話題を集めた作品です。

 シン・ミナが特殊メイクでぽっちゃり体型になってダイエットに励む姿も愛らしく、健康やダイエットの蘊蓄もあって、家に籠ることが多くなってくるこれからの季節にお薦めしたい、心が温まる名作です。

『韓国TVドラマガイド』(64)表紙ソ・ジソブ

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