■女優賞は『シスターズ』『ユミの細胞たち2』で大活躍のキム・ゴウン

 続けて、「韓国ドラマ大賞」主演女優賞ノミネートは以下の5人。

二十五、二十一』で明るいエネルギーを放つ高校生ヒロイン役で、ナム・ジュヒョクとベストカップルを演じたキム・テリ。『未成年裁判』では女性裁判官役、史劇『シュルプ』では5人の王子を持つ王妃役を演じたカリスマ女優キム・ヘス。史劇『最愛の敵~王たる運命~』で闘うヒロインを演じたカン・ハンナ。大ヒット中のイ・ジェウク主演ファンタジー史劇『還魂』のパート1で刺客の魂が乗り移ったヒロインを演じたチョン・ソミン。大金を巡るサスペンス『シスターズ』では陰謀に巻き込まれる三姉妹の長女役、リアルロマンス『ユミの細胞たち2』では恋愛に臆病なヒロイン役を演じたキム・ゴウン。

 男優賞同様に、カリスマ俳優から若手実力派までが揃ったなかから、女優賞に選定されたのはキム・ゴウンだ。『シスターズ』では700億ウォンという大金を前に揺れる現実的な長女に扮し、先の読めない物語を主人公として牽引。三姉妹を演じた若手演技派女優ナム・ジヒョンパク・ジフ、ブレイク中のウィ・ハジュンとの共演も注目を集めた。

 いっぽう『ユミの細胞たち2』では、平凡な会社員の胸キュンロマンスを愛らしく演じている。シリーズ前作のアン・ボヒョンに引き続き、恋の相手役ジニョンGOT7)とのカップルは清々しく、体内細胞たちのアニメーションはユーモラスでほっこり癒される。

 デビューから約10年。若手演技派女優としてますます磨きがかかるキム・ゴウン、今後の活躍が楽しみだ。

『シスターズ』画像出典:tvN

「韓国ドラマ大賞 2022」では、このほかにも新人賞に当たるネクストブレイクスター賞、今年注目を集めた「今年のブレイクスター」賞、助演賞、脚本賞や演出賞、ベストカップル賞、ジャンル別作品賞など、様々な賞を選定。詳しい結果は、『韓国TVドラマガイド』最新号103号で発表している。