人気男性アイドルグループ、GOT7のメンバーであり、俳優としても『ユミの細胞たち』の“理想の同僚”ユ・ボビー(バビ)役や、『花様年華』の“切ない初恋”ジェヒョン役で多くの女性視聴者を沼落ちさせたジニョンが、去る2月10日、東京・立川ステージガーデンにて初の単独ファンミーティング『2023 PARK JINYOUNG FANMEETING in Japan「Rendezvous:Secret Meeting Between You and Me」』を開催。

 あいにくの大雪だったにもかかわらず、昼夜2公演を通して多くのファンが集った。そんな熱気に包まれたファンミーティングの夜の部をレポートする。(レポート前・後編の前編)

■パク・ジニョン初の単独日本ファンミーティング、詳細レポート!

 今回のファンミーティングのコンセプトは、「バレンタインの1日をジニョンのお部屋ですごす」というもの。つまり、ここは“ジニョンの部屋”なのだ。

 ステージ上には本棚やソファが置かれ、プライベート空間のよう。部屋の白い扉からは、ライトブルーのシャツに黒のジャケット&パンツという出で立ちのジニョンが軽やかに登場し、ミディアムテンポの爽やかなナンバー「Cotton Candy」を披露。今年1月にリリースされたファーストソロアルバム『Chapter 0: WITH』のタイトル曲で、ジニョン自身が作詞作曲を手がけたものだ。

 軽やかに踊りながら歌う“アイドル”ジニョンの姿に、オープニングから心奪われそう。間奏部分でジニョンが胸元でハートポーズを決めると、客席からきゃ〜!と歓声が!

「皆さん、お久しぶりです。GOT7のジニョンです!」と日本語で挨拶。「GOT7の」とはっきりと口にするあたり、グループに対する変わらぬ愛が感じられて、思わずグッとなる。

 ここで、部屋の扉が開き司会の古家正亨さんがステージに出てこようとするのだが、「ダメダメ、ノック、ノック!」と押し戻して、やり直しを命令(笑)。ここはステージではなく、“自分の部屋”という設定にしっかり守ろうとするジニョンに初っ端から笑わせられる。

 あらためてノック後の古家さんを招き入れると、すっと手を差し出し、「お久しぶりです。最後は……2時間前ですね?」。昼の部で会ったばかり(しかも大盛り上がりだったとか)にもかかわらず、とぼけた小芝居をするジニョンが最高だ。

 古家さんはGOT7のイベントでも長く司会を務めていた人物、慣れ親しんだ2人のコンビネーションがとにかく面白い。読書家のジニョンに合わせてセットには本棚も置いたという話になると、「レンタルのせいか、僕の部屋のちょっと違う」と思ったまま真正直に話すジニョンに、古家さんも突っ込んだり慌てたりで、コントでも見ているよう(笑)。

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