超人的な特殊能力をもって生まれた3人の高校生と、壮絶な過去を秘めた彼らの親たちが迫りくる危機に立ち向かうヒューマンアクションドラマ『ムービング』。同名ウェブコミックが原作のディズニープラス スターオリジナル作品で、VFXを駆使した驚異的なアクションシーンの数々と、トップスターたちの豪華競演で“韓国版『アベンジャーズ』”とも例えられ、世界的なヒット作となっている。

 キャスト、作品性、制作規模とすべてが破格の本作で、愛する我が子のために闘いを決意する元秘密要員という難役に挑んだ、韓国トップ俳優3人に話を訊いた。(記事全2回のうち後編)

■秘密要員時代のエピソードも見どころ!リュ・スンリョンハン・ヒョジュチョ・インソン〈インタビュー〉

――3人の秘密要員時代のエピソードもとても興味深かったです。特に、ミヒョンとドゥシクが出会い恋に落ちていくシーンはとてもロマンチックで、最愛シーンに挙げる視聴者の方も多いと思います。

チョ・インソン ヒョジュさんと撮影したロマンスシーンは、毎回とても楽しかったです。2人で台本にはないディテールを生かすために監督さんとたくさん相談しながら即興的に演じた部分も多かったです。例えば、安全企画部のエレベーターの中でお互いを見つめるシーンなど、アドリブも多かったので実際にヒョジュさんの慌てたリアクションとか笑う姿を見ることができる機会になるんじゃないかと思います(笑)。

――ヒョジュさんはいかがでしたか?

ハン・ヒョジュ 私も自分が演技したシーンでしたが、改めて見てみるととても面白かったです。ドゥシクとミヒョンのシーンは、ラブロマンス映画を一本を見るような感じでした。とてもときめくようなシーンもありつつ、コミカルな部分も多くてずっと笑いながら見ていました。現場ではドキドキするような臨場感を生かせるようにインソンさんが即興的に演技することも多かったです。今回の撮影を通じて、インソンさんが本当にとても細やかで思慮深い人だということを改めて感じることができました。現場でもインソンさんが大きな力になってくれて、私はそれにたくさん頼りながら撮影していたと思います。

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