2024年の韓ドラ界は、この人抜きでは語れない。日本でもU-NEXTで配信され、多くの視聴者を夢中にさせた『ソンジェ背負って走れ』の主人公リュ・ソンジェ役、ビョン・ウソクだ。

 いまだ沼から抜けられないというファン待望、そのビョン・ウソクが、去る 9月28日(土)、29日(日)の2日間、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで「2024 Byeon Wooseok Asia Fanmeeting Tour <SUMMER LETTER>IN TOKYO」を開催した。

 チケットは即完売の人気、2公演計2万人を動員した同公演から、アジアツアーオーラスとなった29日の公演の様子をレポートする。(全2回の記事のうち前編)

■抜群のスタイル、まばゆい笑顔、飾らぬ素顔でファンを魅了!

 グリーンのペンライトが会場を埋め尽くし、開演前から客席は熱気むんむん。「準備はいい? それでは始めましょうか」と甘く問いかけるビョン・ウソクの映像がスクリーンに流れたのち、ステージそでから勢いよく駆けてきたビョン・ウソク。

『ソンジェ背負って走れ』の挿入歌「Love Holic」をまばゆい笑顔で歌い出すウソクに、会場は歓喜の渦に。2話でソルが乗ったバスをソンジェが追いかけるシーンが流れる曲で、ソンジェ・ファンにはたまらないオープニングだ。

 客席にハートポーズを贈ったり、可愛い表情で手を振ったりと、全身からキラキラオーラが溢れ出ている。劇中の“トップスター、リュ・ソンジェ”のコンサートを見ているような錯覚を起こしてしまうほどだ。黄色いシャツにブラウンのジャケット&ジーンズというラフな衣装もカッコよく着こなし、高身長のスタイルの良さが際立つ。歌い終わると再び走ってステージ裏に。そんな姿も愛らしい。

 ファンの歓声を受けて、あらためてステージに現れたウソク。「こんにちは、私がビョン・ウソクです」と日本語で挨拶し、前日に続き、大勢のファンが来てくれたことへの感謝の気持ちを伝えた。もちろん、会場に集まったファンのほとんどが、『ソンジェ背負って走れ』でビョン・ウソク沼にハマった人たちだ。

 その熱い反応を受けるなか、『ソンジェ〜』で演じたリュ・ソンジェというキャラクターについて訊かれると、「とても愛しているキャラクターです。とてもとても愛していたし、演じながら本当に楽しかったので、観ている方にも愛してほしいと思った」と一気に語り倒す。

 が、ここでハッと通訳の存在に気づいたようで、一度話をとめて、「長くなりそうなので……」と通訳さんを気遣う場面も。その後、「ソンジェは、一生忘れることができず、歳をとっても何度も思い出すキャラクターになると思う」と格別な愛情を語った。