■“カメレオン俳優”ユ・ジェミョンが特別出演!『劇映画 孤独のグルメ』
「カメレオン俳優」の異名をもつ名バイプレーヤー、ユ・ジェミョンが、2025年1月10日に公開予定の日本映画『劇映画 孤独のグルメ』に特別出演する。
ユ・ジェミョンといえば、大人気ドラマ『梨泰院クラス』(Netflix独占配信中)でパク・ソジュン演じるパク・セロイの宿敵、韓国最大の外食企業「長家」の会長を演じ、絶大な存在感を印象付けた。
1973年生まれで現在51歳のユ・ジェミョンは、当時まだ40代後半だったが、特殊メイクを施し、初老の会長を憎いほど見事に演じ切っていた。
パク・ボゴム&ヘリ主演『恋のスケッチ~応答せよ1988~』では、幼なじみ5人組の中でもお調子者のリュ・ドンリョン(イ・ドンフィ)の父親で、ちょっとちゃらけた高校の体育教師を演じている。
また、チョ・スンウ&ペ・ドゥナ主演『秘密の森』では、腐敗した検察内部に対抗する西部地検の検事ファン・シモク(チョ・スンウ)に圧力をかける、クールで聡明なエリート次長検事イ・チャンジュンを熱演。最終回にチャンジュンが選択した道には、驚きを隠せなかった。
ユ・ジェミョンの演技力がひときわ際立っていると強く感じた近作が、2024年配信『NO WAY OUT:ザ・ルーレット』(ディズニープラス スター独占配信中)での凶悪犯罪者キム・グクホ役だ。刑務所に収監中は模範囚として振るまい、刑期を13年に短縮されて出所するや、謎のネット配信者「マスクマン」から「キム・グクホを殺害すれば、200億ウォンの懸賞金を支払う」とターゲットにされる。
妻や息子からも見放され、周囲の人々からも「町から出ていけ」と攻め立てられるが、まったく動じず、酒を飲み、暴力をふるい、反省の色など全く見せない。そんな骨の髄から極悪非道なキム・グクホを、ユ・ジェミョンが怪演している。
新春公開の『劇映画 孤独のグルメ』には、監督&主演を務める松重豊からの熱烈なラブコールにより、出演することになったというユ・ジェミョン。
韓国領の島に迷い込んだ井之頭五郎(松重豊)の入国手続きを行う、入国審査官という役どころを演じる。五郎とどんな掛け合いがあるのか、とても楽しみだ。
●公開情報
『劇映画 孤独のグルメ』2025年1月10日(金)全国公開
[2025年/110分]原作:『孤独のグルメ』(作/久住昌之・画/谷口ジロー) 監督:松重 豊 脚本:松重 豊、田口佳宏(『孤独のグルメ』シリーズ)
出演:松重 豊、内田有紀、磯村勇斗、村田雄浩、ユ・ジェミョン(特別出演)、塩見三省、杏、オダギリジョー