――主人公2人は20歳で出会って恋に落ち、20代後半で再会しもう一度恋愛をします。さらに、30代後半に三度出会う。20代から30代後半まで、3つの時代を演じるうえで意識したことは?

パク・ソジュン「それぞれの時代で、年齢や外見的なものは多少なりとも変わっているでしょうが、彼らの“物語”は続いていると感じました。2人のストーリーを繊細に演じることができれば、素晴らしい作品になるのではないか。そんな予感がありましたし、僕自身、20歳から30代後半までを現実の人生で経験しているので、以前よりもっと感情の機微を細やかに表現できるのではと思いました」 

――もう1人の主人公で、キョンドの初恋相手ジウを演じたのが、ウォン・ジアンさんです。等身大ラブストーリーのヒロイン役は初となりますが、本作への出演を決めた理由は? プレッシャーはありませんでしたか?

ウォン・ジアン「ソジュン先輩がおっしゃったように、1人のキャラクターを3つの時代で演じるという経験が、俳優として大きな成長になるのではという期待が大きく、演じるうえでも魅力を感じました。何より、素敵な監督、素敵な先輩と息を合わせることも学びにつながると思いました。プレッシャーはもちろん大きかったけれど、それ以上に期待が上回りました!」

ウォン・ジアン 写真提供:Prime Video

■20歳から30代後半まで同じ俳優で演じることが“繊細な一貫性”に

――当初は20歳の出会いのストーリーについては、別の俳優が演じるプランもあったそうですが、パク・ソジュンさんご自身が演じることを申し出たそうですね。

パク・ソジュン「自分がすべて演じたほうが繊細な“一貫性”を表現できると考え、そのように監督に提案したところ、快諾していただけました。キョンドの人生の大事な曲面で、カギを握っているのがジウの存在です。出会ったときは大学生で、再会したときは社会人。髪型や服装など、社会的立ち位置によって多少の変化はあるでしょうが、先程も話したように、2人の物語は続いている。そのため、年齢を重ねても彼本来の性格、ジウへの想いは極端に変化して見えないよう表現することを心がけました。

 その人物の内面的な性質や外見的な特徴が大きく変わらないようにすること、違いよりも、一貫性を保つことが僕にとっては重要でした」

――ウォン・ジアンさんはどうですか? ジウの魅力、役作りで重視したことは?

ウォン・ジアン「ジウは、裕福な家庭に育ち、大胆で自由奔放なお嬢様に見えますが、実は、人知れず心に痛みを抱えているキャラクターです。見た目と実際の性格にギャップがある点は、自分に近いと感じました。私もクールで強い性格に見られますが、人見知りで、打ち解けると明るくおしゃべりになるので(笑)。

 役作りに関しては、私はソジュン先輩と逆で、キョンドとの出会いをきっかけに内面が大きく変化していく役柄でした。年齢の変化を演じることに最初はプレッシャーもありましたが、年齢的なこと以上にキョンドとの関係性をうまく表現したいと思いました。

 このドラマの中で、ジウは彼との出会いを通じて、多くの変化を遂げ、成長していく姿がたくさん描かれています。20歳で出会ったとき、どんな変化が訪れたのか。別れたのちどう過ごしていたのか。再会したときはどのような状態で、キョンドに出会い、どう付き合っていくのか。台本を読みながら、たくさん想像しましたね」