■ゲイツの予言「1千万人以上を殺すウイルス」とは本当にコロナなのか?

以前からパンデミックに対し警告を発していたビル・ゲイツ。2015年の”予言”の真の狙いは……? (写真は2015年にフランス政府とワクチン政策について提携を結んだ際の記者会見)

 今から7年前、2015年3月に「次の数十年で1千万人以上が亡くなる」とまさにコロナウイルスのパンデミックを“予言”していたビル・ゲイツ(注1)

注1/2015年3月18日のTED2015での講演「もし次のアウトブレイクが来たら?」より

 ただ現時点で、国内だけで3万人以上、世界では600万人を超える死者というスペイン風邪以来(注2)の犠牲者を出したコロナウイルスだが、ゲイツの予言の規模に比べると、犠牲者はまだ1ケタ少ない。

注2/1918年に始まったインフルエンザウイルスによるパンデミック。全世界で死者4000万~5000万人(一説には1億人を超す死者が出ているという)

 予言や警告が功を奏して1千万人の犠牲者が出ずに済んだのか? WHO(世界保健機関)や各国政府のコロナ対策のグダグダぶりを目の当たりにしてきたわれわれとしては、とてもそうは思えない。

 では、ゲイツが予言した「1千万人以上を殺すウイルス」とはコロナではなかったのか? 実はそれを示唆する情報がいくつか存在するのだ。