■亡きエリザベス女王が領有した「世界で最も孤立した有人島」

 2022年9月8日、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4地域が独自の文化を歴史を持つ連合国である英国と、英連邦王国15カ国の国家元首であり、56カ国で構成するイギリス連邦の長を務めるエリザベス2世が96歳で崩御した。在位期間は70年と214日で、イギリス史上最高齢かつ、最長在位の君主だった。

 実は、日本人にも馴染みの深いカナダ、ジャマイカ、パプアニューギニア、オーストラリア、ニュージーランドもイギリス連邦王国なのだ。

 エリザベス女王の崩御を受けてチャールズ新国王(73)が即位した。しかし、女王の人気が高かったため、英連邦の“見えない接着剤”となっていたが、すでに高齢のチャールズ新国王がこの巨大な連邦の体制を保てるかどうか、不安が高まっている。

 スコットランドの自治政府は独立を問う住民投票の実施を予定。北アイルランドでは、5月にアイルランド共和国への併合を目指すシン・フェイン党が第一党になったばかりだ。

 そんな英国の海外領土のひとつに、「トリスタンダクーニャ島」という島がある。ギネス記録に「世界一孤立した有人島」と掲載されている、謎多き火山島なのだ。


トリスタンダクーニャを撮影した貴重なドキュメンタリー映像。村で使われている唯一のバスはISUZU製!