■氷川レイラインが指す先には何が……
こうして取材を進めていた取材班だが、氷川レイラインを南東に伸ばした先には「四本竹(しほんだけ)遺跡」という奈良~平安時代の遺跡があることを耳にした。なんでも、氷川女體神社で2年に一度行なわれていた「磐船祭」の祭祀場跡とのことで、間違いなく縄文時代まで遡りかねない龍神信仰に繋がるものだろう。
「じゃあ逆に、北西側の直線上、氷川レイラインの先には何があるんだ?」
と地図を眺めていると、あったのだ。とんでもないものが。
■関東最大級「デーノタメ遺跡」と氷川レイライン
氷川レイラインを構成する三社から北西へ約20キロほど離れた埼玉県北本市に、まったく別件の記事で取材を進めていた「デーノタメ遺跡」というものがある。一般的にはほぼ無名なのだが実はこれ、あの三内丸山遺跡(青森県)に匹敵するほど巨大で重要な縄文遺跡なのだ。
詳細はまた別の記事にまとめるが、1000年以上続いた関東最大級の環状集落で、しかもクルミやウルシの栽培や農業の痕跡らしきものが多数見つかり、すべてがわれわれの「縄文時代=狩猟採集でウホウホいってる遅れた文化」という固定観念をフルスイングで殴り倒してくる縄文遺跡なのだ。
そして、こちらも祭祀にまつわる遺物が多数見つかっており、残念ながらぴったりレイライン上ではないが、ほぼ同じライン上に乗っている。つまり、縄文時代の宗教センターといえる氷川女體神社エリアと関東最大級で当時、最先端だったデーノタメ遺跡エリアが、緩やかながらレイラインで繋がっていたのだ(むしろ、この距離でぴったりとライン上だったら「縄文人は空から測量していた!」とぶっ飛んだ仮説を出さなければならないのでホッとしたw)。
もちろん、たんなる偶然の可能性は否定できないが、実は追加取材を続行中なので、委員実中にはさらなる情報をお伝えできることと考えている。乞うご期待。