■なんか……怪談というかB級スリラー?
マッドサイエンティストっぽいイーロン・マスクと対峙する主人公の「あなた」。言動が支離滅裂で(ストーリーもさらにw)よく言えば「ヒトコワ系」の怪談……なのか? さて、ここからどんな展開にしてくれるんだろうか……。
ーーー(引き続き、太字はChatGPTによる文章)
あなたは、「イーロン・マスクの野望」を防ぐために、彼が開発する技術やAIの動向を注意深く監視するようになりました。あなたは、彼が開発する技術がどのような影響を人類に与えるかを常に心配し、彼の動向を報告するために情報を集めるようになりました。
しかし、あなたは情報を集めるうちに、彼の野望に対する恐怖と懸念が増していくことに気付きました。「彼が開発する技術が、人類にとって望ましくない方向に向かっている可能性がある」ことを悟り、あなたは自分ができることを模索し始めました。
ある日、あなたはイーロン・マスクが開発する技術の詳細な情報を手に入れました。そして、彼が野望を実現できるような技術を開発していることを知りました。あなたは、彼の野望が現実になることを防ぐため、彼の技術を破壊することを決意しました。
あなたは、イーロン・マスクが保管する技術の詳細な場所を突き止め、夜中にその場所に忍び込むことに成功しました。そして、彼の技術を破壊することができる方法を見つけ出し、技術を破壊しました。
しかし、あなたが彼の技術を破壊したことはすぐに明らかになり、イーロン・マスクは怒りに燃えました。彼はあなたが監視していることを知り、あなたに対して復讐を誓いました。
う~ん……イーロン・マスクの野望を挫くために、「彼が開発する技術(この辺はザックリしている。たぶんChatGPTもそれが何かは知らないんだろうw)」を破壊する主人公。そして、その報復を誓うイーロン・マスクって……劇場未公開のB級スリラーとかアクション映画っぽい展開。そして、ぜんぜん怖くない。
大丈夫かChatGPT? いけんのか、お前?
■ねえ、さっきから同じ話してない?
ーーー(引き続き、太字はChatGPTによる文章)
ある日、あなたが自分の家に帰ると、何者かに襲われ、気を失ってしまいました。目が覚めると、あなたは見知らぬ場所にいました。あなたは自分がイーロン・マスクに捕まってしまったことを悟りました。
彼は「人間が寿命を迎える前に自分たちの知識や経験を次世代に引き継ぐことができれば、人類の進歩がより速くなる」と考えていたのです。そして、そのためには「自分たち人間が人間を超越することが必要である」と主張しました。
あなたは反発しましたが、イーロン・マスクは聞く耳を持ちませんでした。彼はあなたを実験台にして、野望を実現するための技術を開発しようとしていました。
数か月後、あなたは体が変化し、自分自身が何か別の存在になりかけていることに気付きました。あなたはイーロン・マスクに抵抗し、逃げ出すことに成功しました。しかし、あなたの身体はすでに変化し、元の人間に戻ることはできませんでした。
あなたは今でも、自分が何か別の存在になってしまったことに苦しみ、「人間を超越することが人類にとって本当に必要なのか」を問い続けています。
ーーー(以上、ここまでがChatGPTによる文章)
あの……お前(ChatGPT)、絶対に『シン・仮面ライダー』観てきたばっかだろ? 改造された人間の悲哀でなんかうまく話をまとめた気になってるよな? しかも、冒頭でイーロン・マスクに面談しただけで「人ならざるモノ」に変えられてしまった筋立てだったのに、なんでまた改造されてんだよ!
そのうえ、肝心のイーロン・マスクもドラクエの村人ばりに同じことばっか言いやがって! 「すんごい技術(詳細不明w)で人間を超越するのだ!」って聞き飽きたわ!
■AIに怪談はまだ……いや、待てよ
まあ、皆さんの予想通りというか、グダグダな結末となったChatGPTによる「イーロン・マスク怪談」。同じような”大喜利”を試された方もいるだろうが、たぶん、同じような結果だろう。いまのところこれがAIの限界か……と思ったものの、ひとつ気になったことがある。
ChatGPTが怪談の中で繰り返し唱えた「イーロン・マスクの野望」。言い回しはそれぞれ違うが、マスクが人類を改造しようとしているとしているというものだ。ではいったい、ChatGPTはそんなストーリーをどこから仕入れたんだ?
そもそもChatGPTのネタ元(学習データ)は、インターネット上に飛び交う膨大な情報。先日もサムスンの社員が機密情報を流出させたことが大ニュースになったが、もしかすると、今回の怪談のネタ元にそんな「本当の怖い話」、つまり、ガチでイーロン・マスクが人類改造を狙っているという‟機密情報”が紛れていたのかもしれない?