2025.6.27 人生の至福はここにある!歴代の傑作ラブコメ「最高のベスト10」名作から最新話題作まで観るべき10作!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈162〉】 韓国ドラマは、どんなジャンルでも主人公男女のラブロマンスがあり、かならず笑える要素がある。そういう意味では、ラブコメ的な要素を生かすのが韓国ドラマの極致なのだ。今まで見たドラマの中で、特に「これぞラ…
2025.6.25 『涙の女王』が証明した韓流3大キーワード!「四柱推命」「儒教」「しゃべりすぎるキャラ」がないと物語が動かない!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈161〉】 韓国ドラマを見ていていつも思うのは、韓国の生活や社会問題がストーリーに深く関わっている、ということだ。その場合にキーワードとしてぜひ取り上げたいのが「四柱推命」「儒教」「しゃべりすぎるキャラ」の3点…
2025.6.24 ナムグン・ミンが監督に扮する『私たちの映画』は映画制作の裏側をリアルに見せてくれて興味深い【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈160〉】 ディズニープラス スターで配信されている『私たちの映画』。ナムグン・ミンとチョン・ヨビンの主演作で、それぞれ映画監督と主演女優に扮している。このドラマは、新作映画の企画から撮影までの制作全般の流れを…
2025.6.20 『おつかれさま』『涙の女王』で「裕福な家庭の高慢な母親」が婿や息子の婚約者の実家を極端に蔑むのはなぜなのか?【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈159〉】 韓国ドラマには「裕福な家庭の高慢な母親」というキャラクターがよく出てくる。完全な嫌われ役であり、『涙の女王』と『おつかれさま』にも登場してくる。彼女たちは、婿や息子の婚約者の実家を露骨に見下していく…
2025.6.18 『愛の不時着』『赤い袖先』から『オク氏夫人伝』『わたしの完璧な秘書』まで、ここ数年でヒロイン像は大きく変わった!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈158〉】 韓国ドラマの視聴者は男性より女性がずっと多かった。それによって、女性視聴者を強く意識した物語の設定が一般的だった。それでも、長く韓国ドラマを見ていると、物語が描くヒロイン像が随分変わってきたと感じる…
2025.6.16 韓国芸能界の一大勢力!中央大のヒョンビン、漢陽大のソル・ギョング、東国大のイ・ジョンジェが象徴する「演劇・映像学科」の貢献度【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈157〉】 韓国ドラマはなぜこれほど面白いのか。そのことを根源的に考えると、「ドラマを制作する人たちの層がとても厚い」ということが挙げられる。実は、韓国の大学には演劇・映画(映像)の学部・学科が40余りある。人口…
2025.6.13 パク・ボゴム最新作『グッドボーイ』見どころは?ぶっきらぼうな元ボクシング選手の主人公に救いはあるのか【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈156〉】 前作『おつかれさま』で済州島(チェジュド)出身の純朴なヤン・グァンシクを演じていたパク・ボゴム。新作の『グッドボーイ』では不器用な性格を拳でカバーするような「ぶっきらぼうキャラ」に扮している。序盤の…
2025.6.11 Netflix人気作『隠し味にはロマンス』見どころ考察!3大キーワードは「カン・ハヌル」「全州」「究極のご馳走」【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈155〉】 配信サービスでドラマを見るようになって一番迷うのが、膨大な作品リストから何を選択するか、ということ。とにかく、選択肢があまりに多すぎる。その中で作品を選ぶ決め手となるのが主役の存在感。多くの人にとっ…
2025.6.9 2PMジュノ主演『赤い袖先』他「時代劇の進化」を示した2020年以降のベスト4作!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈最終回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈154〉】 2020年以降も韓国ドラマの秀作が続いたが、とりわけ時代劇のジャンルでレベルの高い作品が連続して誕生した。『風と雲と雨』から『赤い袖先』と『恋人』を経て、『オク氏夫人伝』に至った「最高級の時代劇ロード」…
2025.6.6 『愛の不時着』『梨泰院クラス』が巻き起こした配信時代の韓流ブーム!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第9回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈153〉】 日本で韓国ドラマに興味がなかった人たちを劇的に引き込んだ傑作が『愛の不時着』(2019~2020年)だ。ちょうど2020年のコロナ禍における巣ごもりの時期だった。Netflixをはじめとして配信サービスが盛んになった…
2025.6.4 『応答せよ1997』『マイ・ディア・ミスター』他、作家性が強い作品が続々登場した2010年代!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第8回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈152〉】 2010年以降、地上波だけではなくケーブルチャンネルが制作するドラマに傑作が次々に誕生するようになった。特にtvNの存在感が強烈。『応答せよ1997』から『ミセン-未生-』を経て『マイ・ディア・ミスター~私のお…
2025.6.2 キム・ユジョンが『太陽を抱く月』で見せた「子役が大成する条件」とは?『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第7回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈151〉】 かつて韓国芸能界には「子役は大成できない」というジンクスがあった。節目が明らかに変わったのが2010年前後だ。大人顔向けの巧みな演技を披露する子役がたくさん登場するようになり、序盤の子役の活躍がドラマの…
2025.5.30 傑作時代劇『王女の男』はロマンスと同時に正義も描いた!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第6回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈150〉】 KBS出身のドラマ監督だったキム・ジョンミン氏は、特に時代劇のジャンルで手腕を発揮していた。今まで手掛けた作品は『王女の男』『不滅の恋人』『カンテク~運命の愛~』『コッソンビ 二花院(イファウォン)の秘…
2025.5.28 従来の概念を変えたイ・ビョンホン主演『IRIS-アイリス-』の衝撃とは?『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第5回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈149〉】 『IRIS-アイリス-』は、韓国ドラマ史上でとてつもないスケールの作品だった。韓国KBSで2009年10月から12月まで全20話で放送されたが、オンエアされるとメディアの評価が非常に高く、「今までの韓国ドラマの枠を越…
2025.5.26 『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第4回〉2010年前後に誕生したプロデュース・システム、さきがけになった時代劇は?【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈148〉】 2010年前後、韓国ドラマの制作現場に新たなウェーブが起きていた。従来にはない独特のプロデュース・システムが誕生していたのだ。 公共放送KBSのドラマ責任プロデューサーだったチェ・ジヨン氏は「文化産業専門…
2025.5.24 韓国時代劇ブームを起こした『宮廷女官チャングム』出演者が語った撮影秘話!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第3回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈147〉】 『冬のソナタ』の大ヒットによって韓流ブームが日本をはじめアジア各地域で起こり、その波は韓国時代劇に及んだ。特に、『宮廷女官チャングムの誓い』(2003~2004年)は象徴的な作品となった。ラブロマンスから時代…
2025.5.22 『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第2回〉撮影監督が見たペ・ヨンジュン&チェ・ジウ【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈146〉】 『冬のソナタ』が圧倒的な人気を得た2002年から数年間、韓国のテレビ局はどのような制作環境でドラマを作っていたのだろうか。 筆者は、2004年11月に、当時のKBSドラマ映像チームのチーフ監督だったパク・ヒファ…
2025.5.20 『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第1回〉不朽の名作『冬のソナタ』の影響力とは?【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈145〉】 『冬のソナタ』は、韓国の公共放送のKBSで2002年1月14日から3月19日まで全20話で放送された。この作品はペ・ヨンジュンとチェ・ジウが主演し、韓国だけでなくアジア各地域でも絶大な人気を得た。その結果、韓国ド…