2025.7.14 夢と情熱、恋模様を描いた「青春群像劇」ベスト3!『二十五、二十一』のほかに選んだ名作は?【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈169〉】 韓国ドラマには群像劇が多い。様々な事情を抱えた登場人物がどんどん出てきてストーリーを縦横に動かしていくのが、韓国ドラマの真骨頂なのである。その中で、若者たちの夢と情熱、恋模様を描いた「青春群像劇」ベ…
2025.7.11 魅力的なキャラが勢ぞろい!イ・ジョンソクとムン・ガヨン共演の期待作『瑞草洞<ソチョドン>』見どころ紹介【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈168〉】 ドラマは主人公男女の相性と周囲の設定が特に大事、とつくづく思う。U-NEXTにて独占配信中の『瑞草洞<ソチョドン>』は、イ・ジョンソクとムン・ガヨンという主人公コンビがとても魅力的だし、周りを固めるキャラ…
2025.7.9 50歳を迎えたチェ・ジウ、主演作『冬のソナタ』『天国の階段』連続メガヒットは韓国ドラマの歴史に残る快挙だった!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈167〉】 1975年生まれのチェ・ジウは今年6月11日に50歳になった。結婚して娘を育てながら女優としても変わらぬ活躍を続けているが、彼女が最も輝いたのが、2002年から2004年の時期だった。社会現象を巻き起こした『冬のソ…
2025.7.7 不朽の名作『マイ・ディア・ミスター』は名場面の宝庫!「心に残る名シーン」8選【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈166〉】 2018年に韓国tvNで放送された『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』は、7年後の今でも「韓国ドラマの金字塔」という評価を得ている。とにかく、心に残る名シーンが多いドラマだった。そこで、特別に印象的だっ…
2025.7.4 ナムグン・ミン主演『私たちの映画』前半見どころは?情緒豊かで余韻が残る展開、主演女優の死を映画宣伝に利用することは許されるのか【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈165〉】 ディズニープラス スターで配信されている『私たちの映画』。ナムグン・ミンが映画監督のイ・ジェハを演じており、チョン・ヨビンが新人女優のイ・ダウムに扮している。ダウムは演技力が優れた逸材だが、長く女優…
2025.7.2 2025年上半期のベスト5!『おつかれさま』『トラウマコード』などヒット作多数、ランキング1位になったのは?【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈164〉】 2025年の上半期も面白いドラマが多かった。その中からベスト5を選んでランキングを付けると、果たしてどうなるのか。ラブコメあり、医療系あり、人生ドラマあり、時代劇あり……ジャンルが多岐にわたると、ますま…
2025.7.1 ここまでやるのが韓流!ドロドロ、高慢、詐欺、監獄、逆転がテーマの「人間ドラマ」傑作5選!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈163〉】 韓国ドラマは生半可ではない。執拗なくらい、登場する「人間」とその「関係」を詳細に描いていく。そういう意味では、すべての作品が「人間ドラマ」と言えるのだが、その中でも特別なテーマを持った5つのドラマに…
2025.6.27 人生の至福はここにある!歴代の傑作ラブコメ「最高のベスト10」名作から最新話題作まで観るべき10作!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈162〉】 韓国ドラマは、どんなジャンルでも主人公男女のラブロマンスがあり、かならず笑える要素がある。そういう意味では、ラブコメ的な要素を生かすのが韓国ドラマの極致なのだ。今まで見たドラマの中で、特に「これぞラ…
2025.6.25 『涙の女王』が証明した韓流3大キーワード!「四柱推命」「儒教」「しゃべりすぎるキャラ」がないと物語が動かない!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈161〉】 韓国ドラマを見ていていつも思うのは、韓国の生活や社会問題がストーリーに深く関わっている、ということだ。その場合にキーワードとしてぜひ取り上げたいのが「四柱推命」「儒教」「しゃべりすぎるキャラ」の3点…
2025.6.24 ナムグン・ミンが監督に扮する『私たちの映画』は映画制作の裏側をリアルに見せてくれて興味深い【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈160〉】 ディズニープラス スターで配信されている『私たちの映画』。ナムグン・ミンとチョン・ヨビンの主演作で、それぞれ映画監督と主演女優に扮している。このドラマは、新作映画の企画から撮影までの制作全般の流れを…
2025.6.20 『おつかれさま』『涙の女王』で「裕福な家庭の高慢な母親」が婿や息子の婚約者の実家を極端に蔑むのはなぜなのか?【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈159〉】 韓国ドラマには「裕福な家庭の高慢な母親」というキャラクターがよく出てくる。完全な嫌われ役であり、『涙の女王』と『おつかれさま』にも登場してくる。彼女たちは、婿や息子の婚約者の実家を露骨に見下していく…
2025.6.18 『愛の不時着』『赤い袖先』から『オク氏夫人伝』『わたしの完璧な秘書』まで、ここ数年でヒロイン像は大きく変わった!【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈158〉】 韓国ドラマの視聴者は男性より女性がずっと多かった。それによって、女性視聴者を強く意識した物語の設定が一般的だった。それでも、長く韓国ドラマを見ていると、物語が描くヒロイン像が随分変わってきたと感じる…
2025.6.16 韓国芸能界の一大勢力!中央大のヒョンビン、漢陽大のソル・ギョング、東国大のイ・ジョンジェが象徴する「演劇・映像学科」の貢献度【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈157〉】 韓国ドラマはなぜこれほど面白いのか。そのことを根源的に考えると、「ドラマを制作する人たちの層がとても厚い」ということが挙げられる。実は、韓国の大学には演劇・映画(映像)の学部・学科が40余りある。人口…
2025.6.13 パク・ボゴム最新作『グッドボーイ』見どころは?ぶっきらぼうな元ボクシング選手の主人公に救いはあるのか【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈156〉】 前作『おつかれさま』で済州島(チェジュド)出身の純朴なヤン・グァンシクを演じていたパク・ボゴム。新作の『グッドボーイ』では不器用な性格を拳でカバーするような「ぶっきらぼうキャラ」に扮している。序盤の…
2025.6.11 Netflix人気作『隠し味にはロマンス』見どころ考察!3大キーワードは「カン・ハヌル」「全州」「究極のご馳走」【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈155〉】 配信サービスでドラマを見るようになって一番迷うのが、膨大な作品リストから何を選択するか、ということ。とにかく、選択肢があまりに多すぎる。その中で作品を選ぶ決め手となるのが主役の存在感。多くの人にとっ…
2025.6.9 2PMジュノ主演『赤い袖先』他「時代劇の進化」を示した2020年以降のベスト4作!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈最終回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈154〉】 2020年以降も韓国ドラマの秀作が続いたが、とりわけ時代劇のジャンルでレベルの高い作品が連続して誕生した。『風と雲と雨』から『赤い袖先』と『恋人』を経て、『オク氏夫人伝』に至った「最高級の時代劇ロード」…
2025.6.6 『愛の不時着』『梨泰院クラス』が巻き起こした配信時代の韓流ブーム!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第9回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈153〉】 日本で韓国ドラマに興味がなかった人たちを劇的に引き込んだ傑作が『愛の不時着』(2019~2020年)だ。ちょうど2020年のコロナ禍における巣ごもりの時期だった。Netflixをはじめとして配信サービスが盛んになった…
2025.6.4 『応答せよ1997』『マイ・ディア・ミスター』他、作家性が強い作品が続々登場した2010年代!『冬のソナタ』以降の韓国ドラマはどのように作られてきたのか〈第8回〉【康熙奉のサランヘジョ韓ドラ〈152〉】 2010年以降、地上波だけではなくケーブルチャンネルが制作するドラマに傑作が次々に誕生するようになった。特にtvNの存在感が強烈。『応答せよ1997』から『ミセン-未生-』を経て『マイ・ディア・ミスター~私のお…