■大賞 ヒョンビン『愛の不時着』
2020年のエンタメ界を語るうえで、外すことができないのが、ヒョンビン(38)だ。世界的シンドロームを巻き起こした『愛の不時着』だが、ここまで多くの人たちの心をわしづかみにしたのは、“リ・ジョンヒョクをヒョンビンが演じたから”に尽きる。顔良し、性格良し、家柄良し、能力があって、人の上に立つ資質も持つ。この非現実的なほどカッコいいキャラクターを、「もしかしているかも」と思わせた演技力、20代には出せない成熟した男の色気、にじみ出る人間性を含め、他の追随を許さぬ圧倒的存在感で、すべてを凌駕した大賞に決定!
「『愛の不時着』を最初に観たときに、ヒョンビンって“化け物”だと思ったんだよね。完璧な男をあれだけ完璧に演じられるなんて、確かな演技力がないと嘘っぽくなるだけよ」(編集部・S)
「走り方が美しい、涙の流し方が美しい、所作が美しい。それと、声もいいんだよね。北朝鮮訛りも愛らしく、声をはりあげても、独り言を言っても、聞き取りやすい。もろもろ含めて、役者としてのレベルが高いんだよね。でも、ヒョンビンを長年見てきた者としては、映画『愛してる、愛してない』の役どころで見せたコーヒーの淹れ方と、『愛の不時着』のリ大尉のコーヒーの淹れ方の違いを味わってほしい。同じように淹れているように見えて、リ・大尉の少し丸めた背中から感じられる感情が違うから!」(編集部・T)
「ただのファンの評になってますやん(笑)」(編集部・S)
そのほか、助演女優賞には、『愛の不時着』(北朝鮮人民村班長)や『彼女の私生活』(個性強すぎる美術館長)などのキム・ソニョン。助演男優賞には、『スタートアップ:夢の扉』のクールなあしながおじさん、ハンチーム長を演じたキム・ソンホなど、韓ドラ俳優の厚みを感じさせる結果となっている。「韓国ドラマ大賞」の詳細は、『韓国TVドラマガイド』最新号92号をチェック!
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