■キャリアウーマンを演じた『ホテリアー』『女王の教室』
「ユン・ヨジョンは、母親や祖母役だけでなく、じつはカッコいいキャリアウーマンの役も多いんです。その代表例が、ペ・ヨンジュン主演のヒット作『ホテリアー』のホテル社長や、日本のドラマをリメイクした『女王の教室』の校長先生役です。
実際の彼女もそうですが、学があり、芯が強く、後輩や部下たちを温かい目線で見守るという役どころもハマるんですよね。完璧なだけではなく、チャーミングな面もあり、物語の大事なところで締めてくれるキャラクターになっています」(高橋氏)
■ユン・ヨジョン本人役でカメオ出演した『プロデューサー』
「個人的にもっとも観てほしいユン・ヨジョンは、キム・スヒョン(33)、コン・ヒョジン(41)、IU(27)らが出演した『プロデューサー』です。『愛の不時着』の脚本家の作品で、韓国のテレビバラエティーの制作現場を舞台に、そこに関わる人たちの悲喜こもごもを描いたラブコメディですが、ここに本人ユン・ヨジョン役でカメオ出演しています。
彼女があるバラエティーのレギュラー出演陣という設定で、降板をめぐる騒動が描かれるのですが、これが笑えて泣けるんです。脚本家のユン・ヨジョンへのリスペクトも感じられます。わずか1話分にしか出ていませんが、こうやって、後輩たち、スタッフたちを育てているのだろうと垣間見られる作品です」(高橋氏)
シリアスな役からチャーミングな役どころ、親近感を抱かせるバラエティーでの姿まで、女優ユン・ヨジョンからこれからも目が離せない。