■『愛の不時着』リ大尉のナイス引き止めシーン「君の家はここだろ」
引き止める男。嫌いじゃありません。いや、むしろ大好きです。そして、そんな「引き止め男子」の私内上位におられますのが、いわずもがなのこのお方、『愛の不時着』リ・ジョンヒョク大尉です(つまり、ヒョンビン)。
それは忘れもしない、婚約者ダン(ソ・ジへ)が現れた際のこと(『愛の不時着』第5話)。北朝鮮に不時着ゆえに彼の自宅にかくまわれていたセリ(ソン・イェジン)が、気を遣ってその場を去ろうとするも、リ大尉はとっさに彼女の腕をつかむわけです!
そして、一言「君の家はここだろ」。はぁ……。セリの家ではないけれど、そんなことはいいんです。ダンに対しても、セリに対しても、さりげなくも、はっきりと意思を示したリ大尉、もうナイス引き止めだわ。
極め付きは第9話。母国に戻るセリを軍事境界線まで見送るリ・ジョンヒョクの引き止め力よ! そのまま黙って彼女を帰してしまうのかと思いきや(なにせハグさえしてくれない)、最後の最後に去っていく彼女を追い、自らも線を超えると、その腕を引き、「一歩くらいはいいだろう」とキス……。涙……。
大事なときに引き止める男、引き止めてほしい瞬間をきっちり抑えてくるあたり、完璧&満点です(いるんです、韓国ドラマにも「なぜその背中を追わない!」っていう男が……)。