■『雲が描いた月明り』のパク・ボゴム、別れギリギリの引き止めシーン
『雲が描いた月明り』も忘れてはいけません。それは第18話、毒を盛られて倒れた世子イ・ヨン(パク・ボ ゴム)を、一度は彼の前から姿を消したヒロインのラオン(キム・ユジョン)が、顔を覆面で隠して看病するシーンです。
このシーンで、ヨンは病床に臥せって意識も朦朧としたまま、席を立とうとするラオンの手をつかみ、彼女の覆面をすっとはずすのです。ここで引き止めなければ今生の別れとなりうるところだったのを、よくぞギリギリのタイミングで引き止めたぞ、ヨン! 夢現でも、顔が見えなくても、本能でラオンと感じたわけです。
愛を手にするものは、引き止めるタイミングを逃さない。その「引き止め男子」の方程式がここにあります。
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