■“バッド”な刑事と“クレイジー”なヒーローが悪に立ち向かう!『バッド・アンド・クレイジー

 韓国ドラマトッケビ〜君がくれた愛しい日々〜』『真心が届く~僕とスターのオフィス・ラブ?!~』などのロマンス劇から、『他人は地獄だ』のようなエキセントリックな作品まで、さまざまな姿でファンを魅了してきたイ・ドンウクが、またまた斬新な作品で帰ってきた。それが、アクション“バディ”コメディ『バッド・アンド・クレイジー』だ。

 イ・ドンウクが演じる出世のためなら権力に迎合することもいとわないずる賢い警部スヨルと、謎多き男Kによる最強バディの活躍を、疾走感たっぷりに、またスタイリッシュな音楽と映像とともに描いていく本作。ここでぜひ注目してほしいのは、イ・ドンウクと“トッケビ(コン・ユ)&死神コンビ”に勝るとも劣らないケミ(相性の良さ)を見せたウィ・ハジュンだ。

 ウィ・ハジュンが演じるのは、スヨルの前に突然現れた自称「腐った奴らを裁く今世紀最後のヒーロー」のK。Kはスヨルだろうがお偉いさんだろうが、悪いことをするやつは徹底的にとっちめる(得意技はドロップキック)。そうかと思えば、弱者を守るためなら燃え盛る炎の中へでも突入するなど、行動は大胆不敵。とにかく“クレイジー”な男なのだ。

 ウィ・ハジュンは、不気味なほどの全力スマイルを見せながら派手なアクションを決める、この破天荒キャラクターを全力で演じている。