Netflixで配信中の『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の勢いが止まらない。韓国では、第1話が平均視聴率0.948%でスタート。口コミで評判が広がり、第3話で4.032%、第6話で9.569%とうなぎのぼりを見せ、7月21日に放送された第8話の視聴率は全国平均13.1%を記録(すべてニールセン・コリア調べ)。初回から第8話までで、13倍に伸びるという驚異の記録を更新中だ。

 加えて、放送しているのは2022年4月に新生したばかりのケーブル放送局、ENA(旧SKY)で、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』が放送されているドラマ枠は5月に始まり、本作が2作目となる。このヒットで一気に注目を集めており、今後放送が予定されている作品も期待値があがっている。

 また、ドラマ制作会社であるA STORY(代表作は『シグナル』『キングダム』『智異山』など)の株価も急騰中。7/29からDisney+(ディズニープラス)で配信予定のイ・ジョンソク主演の『ビッグマウス』が、A STORY制作の作品であることから、こちらも注目だ。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』画像:ENA

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』は日本でもNetfilxで配信が始まるや連日視聴ランキングトップ10入りしている。主人公で自閉スペクトラム症の新米弁護士ウ・ヨンウを演じるパク・ウンビンはもちろん、彼女を温かく見守る同僚の訴訟チームスタッフ、イ・ジュノ役のカン・テオのキャラクターも魅力的だ。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』画像:ENA
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』画像:ENA

 さらに、自分の否はきちんと認め、部下の失敗は自分の責任とすべて請け負う、懐深く茶目っ気もある理想の上司チョン・ミョンソク役のカン・ギヨン人気も高まっている。

 カン・ギヨンは1983年10月14日生まれ。中学高校時代はアイスホッケーの選手をしていたが、体力の問題で断念。兵役を経て俳優を目指すも、チャンスをつかめず、2009年に演劇『悪い磁石』で舞台デビュー。長い下積み時代を耐え、2014年、オーディションにより『ナイショの恋していいですか⁉』で高校生主人公(ソ・イングク)の同級生でアイスホッケー部の仲間役を射止め、顔を知られるようになった(当時31歳)。以降、様々なヒット作品にコミカルなスパイスを加える名バイブレイヤーとして活躍中だ。

 今回はそんなウ・ヨンウ弁護士の上司役カン・ギヨンにスポットを当て、彼の出演ドラマからお薦め作と見どころを紹介する。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』画像:ENA