去る11月30日、12月1日、シンガポールのマリーナ・ベイ・サンズで行われた「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」。劇場公開作品のほか、Disney+ (ディズニープラス)で配信を予定しているアジア太平洋地域向けのオリジナル作品など、50を超えるタイトルが発表された。

 ショーケース2日目には、ディズニープラス「スター」で12月7日(水)より配信がスタートした日韓合作プロジェクトドラマ『コネクト』の記者会見が開かれた。三池崇史監督、主演のチョン・ヘイン、共演のコ・ギョンピョキム・ヘジュンの4人が登壇した記者会見のレポートをお届けする。

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■チョン・ヘイン主演『コネクト』、ショーケース記者会見レポート

『コネクト』は日本の三池嵩史監督と、『D.P.−脱走兵追跡官−』『スノードロップ』など幅広いジャンルで演技派として飛躍中のチョン・ヘイン、最新作『月水金火木土』も話題のコ・ギョンピョがタッグ。自己治癒力を持つ新人類“コネクト”として生まれてきたドンス(チョン・ヘイン)が、突然臓器売買組織に誘拐され、眼を奪われてしまうことから始まるクライムSFストーリーだ。

 ドンスは眼を移植された人物の視覚をもつようになるが、その相手は恐怖の連続殺人鬼(コ・ギョンピョ)と発覚。眼を取り戻すために、殺人鬼を止めるため、熾烈の追撃戦が繰り広げられていく。原作は同名ウェブトゥーンで、制作はスタジオドラゴンが手掛ける。

 12月1日に行われた同作の記者会見では、三池監督は本作のテーマについて、「主人公の“人とは違う”というコンプレックスや個性のようなものから来る孤独との戦い、主人公が自分の能力を生かして前向きに生きていく姿を見せる人間ドラマという側面もあります。自分としてはそういう人間ドラマに重点を置いて撮ったつもりです」とコメント。

 また、初めて韓国の俳優とタッグを組んだことについては、「韓国の俳優は、生きていくエネルギーの強さや、役者にとって大事なパッションを持っていると感じました」と語った。

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 いっぽう、チョン・ヘインは、「僕は、監督と現場で"コネクト"できていたのではないかと思います。作品の中では、ジンソプ(コ・ギョンピョ)と繋がっていましたが、現場では監督とシンパシーを感じていました。同じものを望み、同じ方向に向かっていると感じる場面が多くありました」と、信頼感が生まれたことを語った。

 また、自身の役作りについて聞かれると、「初めてドンスという役に接した時、孤独を感じました。自分の能力を自覚し、能力に向かい合い、その力を正しいところに使うべく行動する。そういう部分を大切にしながら役作りをしました。ドンスの姿にダークヒーローだと感じる場面もあるかもしれませんが、僕自身は、ドンスがヒーローだと思ったことはありません。ただ"ヒーローになりたい"という希望を持っているキャラクターだと感じました」と話した。

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