■「撮影チームの雰囲気は非常に良かったです」

――本作を演じるうえで大変だったことや苦労した点はありますか?

 苦労した点はありました。ウー・チャン監督とは『寵妃の秘密2~愛は時空を超えて~』(2018年)『キュート・プログラマー』(2021年)などのドラマを一緒に撮影していて、お互いを知り過ぎるほど知っています。監督は私がこれまで演じたキャラクターとはっきりと区別した演技をすることを期待していました。そのため撮影現場では2人で繰り返しディスカッションして、以前との違いを見せることを意識しました。

――沈妙と裴衍禎のシーン、裴衍禎と宋席遠のシーンで特に印象深い場面はありますか?

 沈妙と裴衍禎のシーンで印象深いのは、投獄された裴衍禎のところに沈妙が訪ねてきて、2人がお互いの気持ちを打ち明けるシーンです。裴衍禎と宋席遠のシーンは、2人で馬に乗っていて泥にはまるシーンです。この撮影では2人で記念写真まで撮りましたよ(笑)。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

 撮影チームの雰囲気は非常に良く、撮影が早めに終わると男性陣は一緒にバスケをしたり、(撮影が行われていた)横店影視城で一緒に串を食べたり、撮影所の周りには電動スクーターシェアリングがあるので、夜はみんなでそれに乗って映画を観に行ったりしました。

――現代劇と時代劇、どちらにも多く出演されていますが、どちらがお好きですか? 

 どちらが好きというのはありません。どちらか選べと言われたら現代劇ですが、それはどちらが面倒かという観点で言った場合です。時代劇は毎日カツラや衣装を着けるだけでも大変だからです。

――普段はどんなジャンルの作品をご覧になりますか? 今後挑戦したい役はありますか?

 普段からいろんなジャンルの作品を幅広く観ています。たくさん観ることで多くのことを学びたいからです。学んだ内容はノートに書き留めるようにしています。現在のところ、自分はそれほどキャラクターを選べる立場ではありません。自分にできることは来た役をしっかり演じること、精一杯1つ1つのキャラクターを表現していくことです。

――ストレス解消法を教えてください。最近ハマっていることは何ですか?

 生まれつき楽観的な性格なんです。特にストレス解消法といったものはないですね。

――最後に、日本の視聴者にメッセージをお願いします。

『三番目の花婿~Choice Husband~』の応援をよろしくお願いします。ずっと応援してくださるファンのみなさんにお会いできる機会があれば嬉しいです。

『三番目の花婿~Choice Husband~』(C) Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited

●ストーリー

 大商家の娘・沈妙がその財産を狙う皇太后によって皇帝の貴妃として後宮入りさせられそうになり、それから逃れるために2度も契約結婚。オメデタが判明してすったもんだの挙句、バツ2のシングルマザーとなるが、彼女に本気で恋した2人の元夫、裴衍禎と宋席遠が彼女を取り合うことに…。

●作品情報

『三番目の花婿~Choice Husband~』

U-NEXT独占先行配信中/8月2日(水)セルDVD発売・レンタルDVDスタート

発売・販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント

[2023年/中国/全30話]監督:ウー・チャン 

出演:チャン・シュエイン、シン・ジャオリン、ライリー・ワン

(C) Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited