『キム秘書はいったい、なぜ?』など数多くのラブコメヒット作を生み出し、最強の“コメディエンヌ”として君臨するパク・ミニョン。彼女の最新作『私の夫と結婚して』が日本でもPrime Videoで配信され、口コミで話題に。連日、視聴ランキングトップ10入りするなど、爆発的ヒットとなっている。
韓国の同名ウェブ小説を原作にした本作は、親友と夫に不倫されたあげく、夫に殺されたヒロインが10年前にタイムスリップし、彼らにリベンジしながら2度目の人生を生き直していくファンタジーロマンスだ。
『ザ・グローリー〜輝かしき復讐〜』や『ペントハウス』など、昨今の韓国ドラマのトレンドが、女性たちの凄まじき復讐。本作もその流れを組みながら、ロマンスを強く打ち出した点が勝因だろう。
■『私の夫と結婚して』一途で頼もしい“アシスト紳士”ナ・イヌに沼落ち!
本作でとりわけ視聴者の心を奪ったのが、不当に扱われてきた女性たちをさりげなくアシストする紳士たちの存在だ。その筆頭が、ヒロイン、ジウォンの復讐を常に傍らで支え続けた“ユ部長”を演じたナ・イヌだろう。
財閥グループの相続者であり、クールでカリスマ性あふれるマーケティングチームのトップだが、心を寄せるジウォンの前ではひたすら尽くし、手となり足となる“アシスト紳士”に。
188cmの超長身でパク・ミニョンの傍らに立つさまは、それだけで頼もしく、小柄の彼女をすっぽり包み込むように抱くシーンも胸キュンポイントだ。
普段は表情ひとつ変えない彼が、ジウォンには柔らかな笑顔を見せたり、ライバルの行動に嫉妬心を見せたりと、人間くさい姿を魅力的に演じている。
1994年9月17日生まれで現在29歳のナ・イヌは、9歳のときに家族とともにカナダに移住し、12歳で帰国したが、当時観た『ごめん、愛してる』で演技の魅力にハマったという。
その後、中学3年生のときにJYPの練習生となり、しばらく歌手をめざすも迷いが生じ、演技を学べるCUBE ENTERTAINMENTの練習生に。
紆余曲折を経て、2013年、ミュージカル『僕らのイケメン青果店』でデビューを果たした。
ユ部長のクールで一途なイメージで人気を呼んだナ・イヌだが、素顔の“ド天然”ぶりで、人気バラエティ『1泊2日』シーズン4のレギュラーに抜擢。2022年より『1泊2日』メンバーの末っ子として、無邪気な愛されキャラを炸裂させている。
ちなみに、ナ・イヌは芸名。イヌは、漢字で書くと「人友」となり、「みんなの友達」のように親しみやすい存在でありたいという意味を込めて付けられたものだ(本名は、ナ・ジョンチャン)。