■初恋役のイ・ギグァン、“大人男子”イ室長役のハ・ドグォンも魅力
魅惑の“アシスト紳士”は、ユ部長=ナ・イヌのみならず。ジウォンの高校時代の初恋相手で、一流シェフ、パク・ウンホを演じたイ・ギグァンも、癒やしポイントだ。
自身も密かにジウォンを想い、不器用ながら彼女を思いやる姿がいとおしく、二番手の立ち位置ながら、思わず応援したくなる。シャイな一面もあり、終始爽やかな“同級生”スタンスを貫いているさまもよかった。
イ・ギグァンは、1990年3月30日生まれのアイドル兼俳優。元JYP練習生で、CUBE ENTERTAINMENTを経て、現在はK-POPグループ、HIGHLIGHTのメンバーとして活動する一方、俳優としても『マイ・プリンセス』『ラブリー・スター・ラブリー』などに出演。
本作が軍除隊復帰作となり、幸先良い再スタートを切ったといえよう。
もうひとり、視聴者の心を掴んだのが、ユ部長をサポートするイ室長だろう。ジウォンの先輩で、不倫夫の横暴に苦しむヤン代理(コン・ミンジョン)をなにかと案じ、アシストする役回りが素敵で、脇のロマンスを彩った。
“イケオジ”イ室長を演じたのは、ミュージカル出身の個性派俳優ハ・ドグォン。1977年3月3日生まれの彼は、ソウル大学の声楽科出身の超エリートで、本作の役どころはまさにぴったり。
大ヒットドラマ『ペントハウス』では、声楽教師、マ先生をエキセントリックに演じ、インパクトを残した。代役なしで披露した見事な歌唱でも話題を呼んだほどだ。
ほかにも、『ストーブリーグ』ではドリームズの投手役、『流れ星』ではキム・ヨンデ演じる主人公が所属する芸能事務所の理事役、『最愛の敵〜王たる宿命〜』では王を支えた内官役と、物語に妙味を加える名脇役として引く手あまたの活躍を見せている。
●配信情報
Amazon Original『私の夫と結婚して』
Prime Videoで独占配信中
[2024/全16話]演出:パク・ウォングク『朝鮮心医ユ・セプン』『チェックメイト!〜正義の番人〜』 脚本:シン・ユダム『昼と夜』『ステキな片思い』