ロマンスは別冊付録』などで日本でも人気の俳優、イ・ジョンソクの次回作が正式発表された。

 tvNにて2025年放送予定の『瑞草洞(ソチョンドン)(原題)』は、ソウルの副都心とされ、大法院(最高裁判所)をはじめとした司法機関が集まるエリア、瑞草洞に出勤するサラリーマン弁護士たちの青春ドラマだ。

■イ・ジョンソク待望の新作『瑞草洞』、サラリーマン弁護士たちのリアルな物語

 本作は実在の現役弁護士が執筆したリアルな弁護士物語で、身の回りで起こりうる事件を担当しながら、成長していく弁護士たちの成長記となる予定。

 イ・ジョンソクが演じるのは、9年目のアソシエイト(経営陣であるパートナー弁護士の補佐役)弁護士アン・ジュヒョン。

 ジュヒョンは、ただ論理と事件が面白くて弁護士になった人物で、弁護士が弱者を守り、正義を実現し、世の中を変えるという志などは特にもたない、いわゆる“サラリーマン弁護士”だ。9年目を迎え、専属弁護士となり、序列の高い分、案件は多いがマンネリ化しているのが現状だ。

 とはいえ、アソシエイトとしての年収の新記録を達成しており、独立して開業するのも面倒だと考えている。 そんな彼にとって、平穏な「職場」という城壁に亀裂が入り始める。

 演出は、イ・セヨン主演のタイムクロッシングサスペンス『カイロス~運命を変える1分~』や、チソンが一人二役を演じた『アダマス 失われたダイヤ』など、独特な発想力と繊細な演出を見せたパク・スンウ監督。 イ・ジョンソクとは『W-君と僕の世界-』(共同演出)以来のタッグとなる。

 脚本は、現役弁護士でもあるイ・スンヒョンが担当。アソシエイト弁護士の実生活を経験し、身近に見た事件を通して多彩なエピソードを繰り広げることが期待されている。

 イ・ジョンソクのドラマ出演は、MBC演技大賞に輝いた2023年の『ビッグマウス』以来約2年ぶり。前作と同じ弁護士役に挑むことになったわけだが、今回はどんなふうに演じるのか、楽しみにしたい。

●イ・ジョンソクProfile

1989年9月14日生まれ。2005年、16歳のとき、ソウルコレクション最年少モデルとして芸能界入り。2010年、ドラマ『検事プリンセス』で俳優デビュー。『W-君と僕の世界-』では漫画のなかの主人公をリアルに体現し、MBC演技大賞を受賞。2023年の『ビッグマウス』では刑務所のヒーローを好演。2度目のMBC演技大賞を獲得した。そのほかの代表作に、『あなたが眠っている間に』『ピノキオ』『君の声が聞こえる』、映画『デシベル』など。