照明店の客人たち』『愛は一本橋で』と主演作が続くスター俳優チュ・ジフン。最新主演作のNetflixオリジナル韓国ドラマトラウマコード』は、重症患者を専門に扱う重症外傷チームの活躍を描くメディカルヒーロー劇だ。

 ウェブトゥーンにもなった人気WEB小説を映像化した本作でチュ・ジフンが演じるのは、実力に金、使命感ももつ天才外科医ペク・ガンヒョク。危機的な状況でも超人的な能力で驚異的なスキルを発揮してきた彼は、国際平和医師会のエースとし戦場でも活躍した。

 そんな男が、「金食い虫部門」と忌み嫌われ、機能不全に陥っていたハングク大学病院の重症外傷チームに赴任するところから物語は始まる。

 ちなみに、タイトルにもなっている「トラウマコード」とは、重症外傷患者への迅速な対応を目的に病院が構築する体制のこと。一人でも多くの患者を救うために不可欠なシステムだ。

■チュ・ジフンが戦場帰りの破天荒な天才医師役でカリスマ発揮!今旬俳優チュ・ヨンウが“師”の背中を追う若き医師に!

●『トラウマコード』ストーリー

 ハングク大学重症外傷科に、“神の手”と呼ばれる外傷専門医ペク・ガンヒョク(チュ・ジフン)が教授として赴任する。

 任命式にも緊急手術の対応で遅刻したガンヒョクは、「機能不全に陥ってる重症外傷科を解体し、アップグレードさせて重症外傷センターにすると改革を宣言。その強気でぞんざいな態度に、肛門外科長ハン・ユリム(ユン・ギョンホ)ら医師たちは反発する。

 一方、たまたま当直だったせいで、ガンヒョクが執刀する緊急手術をアシストすることになった肛門外科研修医ヤン・ジェウォン(チュ・ヨンウ)は、彼の天才的な手術の腕、患者のためならどんな状況でも最善を尽くす姿に感銘、憧れを抱くように。

 そんななか、ガンヒョクがジェウォンを重症外傷科にスカウトして……。

●見どころ

 本作の見どころは、なんといってもチュ・ジフンだ。

 全身黒のスーツ姿でERに現れたかと思えば、あっという間に救急搬送されてきた患者の処置を施す。バイクで戦地を駆け巡り、ヘリコプターの操縦もお手のもの。ロープ降下で崖下にいる患者のもと向かうなど、冒頭から嘘みたいなほどのスーパーヒーローぶりを発揮する。

 その圧倒的カリスマぶり、スペクタクルな展開にわしづかみされること間違いなしだ。一方で、コミカルなシーンも満載で、その変幻自在な姿に魅了される。

 また、患者のためにならどんな危険にもひるまず挑む姿はどこまでもカッコよく、毒舌ぶりも小気味いい。口は悪くとも、チームのメンバーに対してみせる優しさも素敵だ。

 スキルは完璧だけど、どこまでも破天荒! マンガのようなガンヒョクの活躍を大いに楽しみたい。

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 そのガンヒョクに見出された重症外傷チームの面々も見逃せない。

 まずは、ガンヒョクの華麗な手術技術に惚れ込み、師事することになる研修医ヤン・ジェウォンだ。演じるのは、『オク氏夫人伝 ー偽りの身分 真実の人生ー』で愛に一途な主人公に扮し、目下ブレイク中のチュ・ヨンウ。

 制作発表会でチュ・ヨンウは、実際にもチュ・ジフンがロールモデルで憧れの存在だと語っていた。この現場で学んだチュ・ジフンの余裕のある姿が、そのあとに撮影した『オク氏夫人伝』で演じたキャラクターにも反映されているのだとか。

 順風満帆にエリートコースを歩んできた若くお堅い医師ジェウォンが、波乱万丈なガンヒョクに振り回され、時には奴隷のようにこき使われながらも、“師”の背中を追い、成長していく姿にも注目だ。