『パラサイト 半地下の家族』『その年、私たちは』のチェ・ウシクと、『照明店の客人たち』『今日もあなたに太陽を ~精神科ナースのダイアリー~』のパク・ボヨンが織りなす、夢と恋愛を描く癒し系ロマンス『恋するムービー』がNetflixで独占配信中だ。(以下、一部ネタバレを含みます)
■チェ・ウシク、パク・ボヨン主演『恋するムービー』見どころ
●『恋するムービー』ストーリー
コ・ギョム(チェ・ウシク)は、幼い頃から映画が大好きで、世界のすべての映画を見ることが夢だというほどの映画マニアだ。
役者として映画の世界に飛び込むべくオーディションを受けに行ったギョムは、その会場でキム・ムビ(パク・ボヨン)と出会い、ひとめぼれする。
ムビは幼い頃、自分よりも映画制作の仕事に没頭する父を恨み、映画が嫌いになる。映画に人生を賭けるのはバカらしいことだと証明するために、映画監督の卵になる。
ギョムとムビは、偶然の出会いを重ねるうちに互いに惹かれあい、キスを交わす。しかしその翌日、ギョムは突然ムビの前から姿を消してしまう。
5年後、映画監督になったムビは、映画評論家として活躍するギョムと再会する――。
●『恋するムービー』見どころ
回を重ねるごとに、主人公2人のもどかしい関係が気になり、どんどん引き込まれていく。
淡々とマイペースに生きるギョムが、ムビのこととなるとドギマギしてペースを乱されてしまう。ムビの幼なじみのウ・ジョンフ(チャ・ウミン)に嫉妬し、ジョンフをムビから遠ざけようと、あれこれと作戦を考えるギョムに笑ってしまう。
一方、ムビはというと、ギョムのことを突き放すものの、町の住人や仕事の関係者と気安く接し、注目を集めるギョムをつい目で追ってしまう。
そんなギョムとムビの心模様と、映画という共通アイテムを通じて生まれるシンパシーに注目してほしい。
また、ギョムの親友で、無名の作曲家ホン・シジュン(イ・ジュニョン/『予期せぬ相続者』、映画『勇敢な市民』)と、シジュンの元カノで新進脚本家のソン・ジュア(チョン・ソニ/『寄生獣―ザ・グレイー』『青春ウォルダム~運命を乗り越えて~』)の関係がどのように変化していくのかも気になるところだ。
元U-KISSのイ・ジュニョンは、アコースティックギターの旋律に載せ歌う「Under Sunset」という楽曲で本ドラマのOSTにも参加している。
ギョムの良き理解者である先輩のマ・ソンウ監督(コ・チャンソク/『タッカンジョン』『私たちが出会った奇跡』)、元レンタルビデオ店の店長で、現在はバーを営むパク・サンシク(キム・ヨンウン/『ヴィンチェンツォ』)、ギョムの兄のコ・ジュン(キム・ジェウク/『彼女の私生活』)、精肉店を営むムビの母(キム・ヒジョン/『Sweet Home -俺と世界の絶望-』シーズン2)など、脇を固める人物たちが、主要4人の人物たちを温かく見守る姿が微笑ましい。
演出は、『無人島のディーバ』『ビッグマウス』『ホテルデルーナ~月明かりの恋人』『スタートアップ:夢の扉』『星から来たあなた』のオ・チュンファン、脚本は『その年、私たちは』のイ・ナウンが務めた。
●配信情報
Netflix『恋するムービー』独占配信中
[2025年/全10話]演出:オ・チュンファン『無人島のディーバ』『スタートアップ:夢の扉』 脚本:イ・ナウン『その年、私たちは』
出演:パク・ボヨン『ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた』、チェ・ウシク『その年、私たちは』、イ・ジュニョン『百人力執事〜願い、かなえます〜』、チョン・ソニ『寄生獣―ザ・グレイ―』