■『恋するムービー』ムビの先輩監督の住む韓屋ロケ地ソウル市・城北洞「寿硯山房」

『恋するムービー』第2話で、ムビは、師事しているチュ・ヒユン監督(ソ・イスク)の自宅でお茶を飲みながら、ヒユン監督から初めて監督を務めた感想を聞かれるシーンがある。

 このシーンの撮影が行われたのは、ソウル市・城北(ソンブッ)洞にある「寿硯山房(スヨンサンバン)」という伝統茶店だ。

 ソウル城郭や恵化(ヘファ)門址にほど近い城北洞には、かつて独立運動家や文化人たちの住まいだった建物が残されている。

「寿硯山房」もそのひとつで、短編小説の先駆者、李泰俊(イ・テジュン)が、1933年から1946年までここで暮らしながら文学作品を執筆していたという韓屋だ。

 きれいに手入れされた庭を眺めながら伝統茶を飲んでいると、まるで時間が止まったかのように思える。

『恋するムービー』のロケ地であるソウル市・城北洞にある伝統茶店「寿硯山房」
「寿硯山房」で飲んだ梅花茶は、早春を感じさせる香りだった

●ソウル市城北洞へのアクセス

ソウル地下鉄4号線、漢城大入口駅下車