脇役ながら深く印象に残るキャラクターで多くの視聴者に愛され、近年は主演俳優として飛躍しているキム・ミンソク。最新ドラマ『マイ・ミリタリー・バレンタイン』では、南北連合軍に入隊することになったトップアイドルに変身!上官との凸凹ロマンスと、ある陰謀に巻き込まれる主人公を好演した。日本での配信・放送を記念して来日したキム・ミンソクにインタビュー! 俳優として、そして人間としての魅力に迫った。(記事・前後編のうち後編)

■「普段の自分と違うキャラクターのほうが演じやすい」

――演じていて楽しいキャラクター、うまく演じられる⾃信のあるキャラクターは

「普段の自分とは反対のキャラクターですね。たとえば、ちょっと幼稚でバカっぽいキャラクターなどは、演じていて面白いし、『よかったよ!』と言われると気分もいいです。うまく演じられるということは、少なからず自分の中にそいういう要素もあるんだと思います」

――自分と似すぎている役は演じにくいですか?

「はい、似すぎているほうが、プレッシャーになりますね。例えば、僕は釜山の人間なので、釜山訛りのセリフをしゃべると、『さすが釜山出身だ!』と言われるんです。期待値が上がるほど、やりづらいです(笑)」

――そんなミンソクさんの性格についてお聞きしたいのですが。次のうち、どれが⾃分のイメージに合うと思いますか (1)太陽 (2)⽉ (3)空 (4)星 (5)⾵ (6)⼤地

「風ですね。自分の人生に似ています。風の流れに従って生きてきたように思います。特に俳優になってからは、『吹く風に任せて』という言葉が好きになりました」

――ミンソクさんは魚がさばけるほどの料理の腕前を持っていたり、デビュー作『美男バンド』で披露したように歌が得意だったりと、特技といえば「料理」「歌」が思い浮かびます。それら以外で、まだ知られていない特技があれば教えてください。

「ボクシング。もう4年くらいやっています。それまで趣味らしいものがなかったので何か始めてみようと思った頃に、『シャーク 覚醒』という映画も決まり、作品の中で格闘アクションが必要になったこともあり、始めたんです。学校でいじめに遭い、ある事件で少年院に送られた主人公が、総合格闘技の元世界チャンピオンに出会い、怖さを克服していく物語で、僕はその主人公を演じました。彼の姿をリアルに見せたいと思い、ボクシングを習いながら撮影したんです。すると、周りの人が姿勢が良くなったと言ってくれて。それで、もっと頑張ってみたくなり、続けています」

(C) SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved
(C) SLL Joongang Co.,Ltd all rights reserved