パク・ソジュンとウォン・ジアンが主演を務めるPrime Video配信ドラマ『明日はきっと』(原題『キョンドを待ちながら』)は、ノスタルジックなラブロマンスだ。今回は序盤第2話までのストーリーを紹介しながら、3人の登場人物について語っていこう。(以下、一部ネタバレを含みます)
■ラブロマンス『明日はきっと』注目のパク・ソジュンはどんなキャラに扮しているのか
『明日はきっと』は18年前の過去と現在が交互に描かれるドラマだ。
イ・キョンド(パク・ソジュン)は、「トンウン日報」芸能部の次長を務めている。現在は38歳で、社内で誰からも好かれるナイスガイだ。不思議と独身。昔の恋が忘れられないのかもしれない。
彼が元カノの夫婦問題を記事にしたところからドラマが始まる。取り上げたのは、ソ・ジウ(ウォン・ジアン)のことだ。実家はチャリムアパレルを経営していて裕福な家庭環境で育ち、現在もセレブとしてマスコミの注目を集めている。
結局、キョンドが書いた記事をきっかけにジウは離婚することになった。久しぶりに再会したキョンドはジウに謝罪するが、逆に感謝されてしまった。記事のおかげで、離婚することができた、と。
そんな再会を契機に、ドラマでは2人の18年前のことが次々に描かれる。大学に入ったときに演劇部に所属したキョンドとマネジメントを担当したジウ……2人の青春の記憶が抒情的に取り上げられていく。
そして、場面は現在に戻る。ジウはイギリスに旅立つことになり、空港で搭乗の手続きをしようとしたら、キョンドによって強引にキャリーバッグを持っていかれてしまった。そこまでしてキョンドはジウのイギリス行きを阻止したかった。それは、ジウの姉のソ・ジヨン(イエル)が語った壮絶な一言が心に刺さっていたからだ。
ジヨンはチャリムアパレルの代表。なによりも妹のことを心配している。特に、イギリスに行ってしまうと、彼女が無一文になる危険性があったのだ。
そんなジヨンからキョンドが直接聞いたのは、彼女がアルツハイマー病を患っていることだった。この病が深刻な状況になったら、チャリムアパレルは経営権を奪われてしまう。そうなると、ジウは実家の財力を当てにできなくなる。それゆえ、ジヨンとしては、妹のジウにチャリムアパレルに入ってもらって、才能を生かしてほしかった。だからこそ、イギリス行きを阻止したかった。