チャン・ギヨンとアン・ウンジン主演のNetflix人気ロマンスコメディ『ダイナマイト・キス』。全14話の作品だが、第9話を境にして物語が新しい展開に入った。
前半は一つの嘘によって起こる主人公男女のすれ違いがユニークに描かれていたが、後半は2人のイケメンの間で揺れ動くヒロインの心情が大いにクローズアップされていく。(以下、一部ネタバレを含みます)
■Netflix『ダイナマイト・キス』後半の見どころは「イケメン同士の激しい三角関係バトル」
今までの『ダイナマイト・キス』では、コ・ダリム(アン・ウンジン)の嘘が物語を大きく動かしていた。彼女は、育児用品会社ナチュラル・ベベに入社するために、結婚して子供がいると嘘をついていた。そのことによって、ダリムを愛するコン・ジヒョク(チャン・ギヨン)はショックを隠せなかった。
しかし、ついにダリムの嘘がジヒョクにバレてしまった。
「会社をクビになる?」
それはダリムにとって恐怖だった。彼女は正社員としてナチュラル・ベベにいなければいけない理由があった。妹のせいで借金を抱えてしまい、さらに母親の高額な医療費が必要だった。必死になってジヒョクに懇願するダリム。その心境は本当に複雑だ。
一方のジヒョク。彼が一番気をつけなければならないのが、ダリムと同居しているキム・ソヌ(キム・ムジュン)の存在だ。ソヌはダリムに対して愛の告白をしている。そのことをジヒョクは直接知らないのだが、ソヌの目を見ていると、彼の心境が手に取るようにわかる。同じ女性に惚れているからお見通しなのだ。かくして、ダリムをめぐってジヒョクとソヌの激しいバトルが展開されることになった。
韓国ドラマの王道である「華の三角関係」。『ダイナマイト・キス』もそんな展開になった。
ジヒョクとしては絶対に負けるわけにはいかない。彼はダリムの嘘によってずっと悩まされてきたが、それがなくなった。今度は激しいライバル対決に勝たなければならない。しかも、ソヌは本当に手強い。一緒に同居している、という強みが強烈だ。