Prime Video配信ドラマ『明日はきっと』は、パク・ソジュンウォン・ジアンという実力派2人が共演を果たしていて、18年前の遠き記憶と現代の情景が巧みに交錯するラブロマンスになっている。二つの時間軸を行き来しながら紡がれる物語は、全編にわたって静かな余韻を残す秀作だ。(以下、一部ネタバレを含みます)

■『明日はきっと』でパク・ソジュンが演じるキョンドは存在感が輝く素敵なキャラクター

 物語の核心を担うのは、トンウン日報の芸能部において次長という職責を全うするイ・キョンドである。パク・ソジュンが息を吹き込んだこの人物は、かつての恋人であったソ・ジウ(ウォン・ジアン)のことがいつも頭から離れず、人知れず深い懸念を抱いていた。ジウが置かれた状況は極めて不安定で、いつ崩れてもおかしくないほどの危うさを持っていたからだ。

 さらに、ジウの周囲に渦巻く人間関係も、一触即発の緊張感に満ちている。ジウの姉であり、ジャリム・アパレルの代表を務めるソ・ジヨン(イエル)は若くして認知症となり、自身の輪郭を失いつつあった。

 その窮状を救うべき存在であるジヨンの夫のカン・ミヌ(キム・ウヒョン)は、あろうことか常務理事という地位を利用し、妻の病苦を逆手に取って会社を乗っ取ろうと画策していた。配偶者の苦境を自身の野望の糧とする彼の振る舞いは、まさに冷酷非道の一言に尽きる。

 このように、愛憎と利権が複雑に絡み合う『明日はきっと』において、パク・ソジュンの存在感はひときわ際立っている。

 彼はキョンドという男の内に秘めた葛藤や慈愛を、一切の虚飾を排した実直な演技で体現した。包容力に満ちたその佇まいは、殺伐とした状況の中でキラリと輝いていた。

 そして、迎えた物語の終盤、相変わらずミヌは最悪な男であり、人間の醜さを示していた。ようやく彼の悪事が露見して、物語はゆっくりと収束していった。

 こうなると、主人公2人の将来が大いにクローズアップされていく。休職して海外で自由な時間を過ごしているキョンド。そんな彼の元にジウはいつ訪れるのか……。

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