刑事のムギョンは、そんなサラ・キムの素性を暴こうと必死だった。しかし、彼女はなかなか正体を現さない。それほど彼女のやり方は巧妙なのである。

 ドラマで繰り返し描かれるのは、本物と偽物を見分けるのがいかに難しいかということ。それはバッグだけでなく、人間にも同じことが言える。

 結局、虚飾が実体を装う世界に身を置き、サラ・キムは自分を必要以上に大きく見せていった。その過程を、主演のシン・ヘソンが抜群の演技力で巧みに表現していた。

 言ってみれば、俳優そのものも、虚飾を実体以上の本物に見せる仕事なのかもしれない。そのことを、シン・ヘソンの鬼気迫る演技を見ていて痛感してしまった。

Netflixシリーズ『サラ・キムという女』独占配信中

●配信情報

Netflixシリーズ『サラ・キムという女』独占配信中

[2026年/全8話]演出:キム・ジンミン 脚本:チュ・ソンヨン

出演:シン・ヘソン、イ・ジュニョク、キム・ジェウォン、チョン・ダビン、シン・ヒョンスンペ・ジョンオク、パク・ボギョン、チョン・ジニョン