韓国ドラマでは、劇中で主人公が愛する人のために歌うロマンチックなシーンがよくある。また、ドラマのOST(オリジナルサウンドトラック)も豪華で、本職のアーチストやK-POPアイドルが作詞・作曲や歌で参加するほか、主演俳優が歌う挿入歌が収録されていることも多い。

 そのためというわけではないだろうが、韓国ではドラマの主演条件として、“歌うま(=歌がうまい)”でなければならないのかと思うほど、実際に歌が上手な俳優が多いのだ。では、どんな“歌うま”俳優がいるのだろうか。

 まず筆頭にあげられるのが、『梨泰院クラス』のパク・ソジュン(32)だ。大ヒット作『キム秘書はいったい、なぜ?』には、彼が愛の歌を捧げるシーンがある。パク・ソジュンはナルシストのツンデレ副社長を演じていたのだが、なにせこの副社長、ヒロインのキム秘書を自宅に招き、ピアノの弾き語りで甘いラブソング(原曲はソン・シギョンの『二人』)を歌ってプロポーズするのだ。『梨泰院クラス』のパク・セロイのマッチョなイメージで観ていると、その意外に甘い歌声にギャップ萌えすること必至である。

パク・ソジュン『キム秘書はいったい、なぜ?』写真出典:tvN