日本で韓流ブームが巻き起こって約20年。韓国ドラマの人気とともに歩んできた韓流エンタメ情報誌『韓国TVドラマガイド』の表紙を飾ったスターたちを、当時のエピソードなどを交えて振り返っていくシリーズ。
今回紹介するのは2016年6月発売の65号から、2017年2月発売の69号まで。表紙を見ると、メインの写真はもちろんですが、当時注目の新作ドラマや俳優もわかって興味深いです。
この時期はソン・ジュンギの『太陽の末裔』、そしてイ・ジュンギの『夜を歩く士<ソンビ>』『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち』など、話題作が目白押し。また67号は近年、映画を中心に活躍する俳優カン・ドンウォンが表紙に登場した貴重な号です。
■チャン・グンソク、イ・ジュンギが時代劇で魅せる!
65号(2016年6月発売)の表紙はチャン・グンソク。主演時代劇『テバク~運命の瞬間~』(2016年)を特集しています。同作は朝鮮王朝第19代王・粛宗(スクチョン)から20代王・英祖(ヨンジョ)の時代を舞台に、チャン・グンソク扮する主人公の王子が過酷な運命に翻弄される様を描いた大型時代劇です。
8年ぶりの時代劇出演で、インタビューのなかでは「撮影の苦労や困難をプラスに昇華できるようになっている」と、演技に対して刺激を受け、進化をしていることを語っていました。
チャン・グンソクの弟役でもう一人の王子に扮するのはヨ・ジング。子役出身の彼が初めて大人の演技を披露することも話題を集めた作品です。
66号(2016年8月発売)の表紙はイ・ジュンギ。『夜を歩く士<ソンビ>』(2015年)特集で、主演イ・ジュンギのほか、共演のチャンミン(東方神起)、イ・スヒョクのインタビューを掲載しています。
人気ウェブコミックを原作に、朝鮮王朝時代のバンパイア(吸血鬼)の愛と戦いを描いた美しいファンタジー『夜を歩く士』。イ・ジュンギの憂いあふれる演技、妖しく美しい姿に見惚れてしまう作品です。
初の時代劇出演となるチャンミンはイ・ジュンギや先輩俳優と共演したことについて「尊敬する演技者の皆さんから学んだことを自分のものにして、成長した姿を見せたい」と語っていました。
また、イ・ジュンギと敵対する妖艶なバンパイアを演じたイ・スヒョクは、モデル出身の抜群なルックスを存分に生かしてこの作品で大きくブレイク。この後も数々のヒット作に出演しています。