■成長した大人の色香をまとうイ・ジョンソク、俳優として進化するジュノ(2PM)

  81号(2019年2月発売)の表紙はイ・ジョンソク。少年のような瑞々しい笑みを見せていた初登場の表紙号(58号/2015年4月発売)から約4年、成長した大人の色香を感じさせる表情が印象的です。

君の声が聞こえる』(2013年)、『ピノキオ』(2014年~2015年)、『W-君と僕の世界-』(2016年)、『あなたが眠っている間に』(2017年)など、20代半ばから主演に抜擢され、数々の賞を受賞。すでに若手実力派俳優として地位を確立していたイ・ジョンソクの入隊前最後の作品『ロマンスは別冊付録』(2019年)を特集しています。制作発表会でも、自ら「今年(2019年)入隊することになると思う」と語り、それが、ファンが望む純粋なラブコメに出演することを決めた理由だと明かしました。

 同作でイ・ジョンソクが演じた主人公は、ヒロイン(イ・ナヨン)の可愛い年下の弟分で、職場の出版社では頼れる編集長。少年っぽさと、大人の色気が同居するイ・ジョンソクの魅力が存分に楽しめます。恋のライバルとなるデザイナー役に、『イカゲーム』(2021年)、『バッド・アンド・クレイジー』(2021年)、『シスターズ』(2022年)などで頭角を現しているウィ・ハジュンが出演しているのも見どころです。

『韓国TVドラマガイド』(81)表紙イ・ジョンソク

 82号(2019年4月発売)の表紙はジュノ(2PM)。主演ラブコメ『油っこいロマンス』(2018年)のインタビュー特集に加え、入隊前最後のドラマとなった本格サスペンス『自白』(2019年)の制作発表会レポートも掲載しました。

『油っこいロマンス』で演じたツンデレ中華料理人役から一転、『自白』では死刑囚となった父の濡れ衣を果たそうと奮闘する若き弁護士役に。事件を追うジュノの相棒となる年上刑事役には『梨泰院クラス』で悪役の会長役を演じた演技派俳優ユ・ジェミョンが扮しています。

 ジュノは『自白』のキャラクターに合わせて「体重も落とし、演技面でも感情を抑えるよう努力している」と語っていました。演技ドルの枠を超えて、俳優として成長し続けるジュノの情熱を感じます。

 本作の演出を手がけたのは、イ・ジュンギ主演の名作『悪の花』(2020年)のキム・チョルギュ。サスペンスヒューマンとしても優れた作品です。

『韓国TVドラマガイド』(82)表紙ジュノ(2PM)

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