日本で韓流ブームが巻き起こって約20年。韓国ドラマの人気とともに歩んできた韓流エンタメ情報誌『韓国TVドラマガイド』の表紙を飾ったスターたちを、当時のエピソードなどを交えて振り返っていくシリーズ。
今回は2021年8月発売の96号から、2021年12月発売の98号までを紹介します。
■Netflix作品で注目のソン・ガン、大人俳優の極み!『悪の花』イ・ジュンギ
96号(2021年8月発売)の表紙を飾ったのは、次世代を牽引するライジングスターのトップを走るソン・ガン。
ソン・ガンは1994年4月23日生まれ、身長186センチ、京畿道水原市出身。20歳の時に見た映画『タイタニック』のレオナルド・ディカプリオに魅せられ、俳優の道を志します。2017年『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で本格デビュー。
その後、Netflix作品に立て続けに出演。『恋するアプリ LOVE ALARM』シリーズ(シーズン1/2019年、シーズン2/2021年)、『Sweet Home -俺と世界の絶望-』(2020年)、『ナビレラーそれでも蝶は舞うー』(2021年)、『わかっていても』(2021年)、『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』(2022年)と、一気に若手スターのトップへ駆けあがります。その活躍は“Netflixの息子”と称されるほど、注目を集めました。
96号が発売されたのは、美術大学を舞台にしたリアルラブストーリー『わかっていても』が連日Netflixのトップ10にランキングされていた時期。ソン・ガンは恋愛をしたいヒロイン(ハン・ソヒ)を翻弄する、ミステリアスなモテ男子を演じています。
大きな瞳にセクシーな唇、『ナビレラ』でも魅せた筋肉美と抜群のスタイルを誇り、まさに女性を翻弄するビジュアルですが、取材の質問に答えてくれたコメントはとても等身大で好感度抜群。撮影現場でも「よく笑う」タイプで、怖いものは「虫!」、必ずしている日課は「寝る時間を削っても運動は毎日している」などなど。自身のアピールポイントについては「ポジティブ、親近感、健康!」だそう。顔や体でお気に入りのパーツを聞くと、「目」というのは納得の答えでした。
ソン・ガンは『Sweet Home -俺と世界の絶望-』続編にも出演が決まっているほか、2023年2月14日には初の日本ファンミ―ティングが決定。来年も活躍が楽しみな若手トップ俳優です。
97号(2021年10月発売)の表紙はイ・ジュンギ。俳優として新たな境地を切り拓いた、至高のサスペンスロマンス『悪の花』(2020年)についてインタビュー&特集をしています。
イ・ジュンギが演じたのは自身の過去を隠し、妻の前で愛さえも演じてきたヒョンス。インタビューでは、「ヒョンスのように、僕がある悪い状況に直面して自分を隠して生きていかなけれなならないとしたら、どうだろう」と、ヒョンスの送ってきた人生に深く思いを巡らせ、「僕は本来のイ・ジュンギとして、自分の人生に正直に向き合いたいです」と語っていたのが印象的でした。
イ・ジュンギの最新作『アゲイン・マイ・ライフ~巨悪に挑む検事~』(2022年)は、Huluにて12月6日から全16話一挙独占配信されることが決定しました。イ・ジュンギ扮する無念の死を遂げた熱血検事が、2回目の人生で果たす復讐劇で、十八番のアクションから法廷での弁論術、仲間たちとの熱い絆も描かれるエンターテインメント作。配信開始が待ち遠しいです。