優れた作品として高く評価された「今年のドラマ」賞には、前述の2作品『赤い袖先』『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』に加え、以下の作品がノミネート。
済州島に生きるごく平凡な人々との人生の機微を描いた『私たちのブルース』、「私をあがめて」など心に刺さるセリフを多く残した『私の解放日誌』、青春の眩いまでの恋と友情を描き、放送後ロスになる人を続出させた『二十五、二十一』、韓国初のプロファイラーを主人公に、犯罪者の心を読み解き犯人逮捕に挑む主人公の葛藤と苦悩をキム・ナムギルが圧巻の演技で魅せた『悪の心を読む者たち』、ラブコメディの名手ホン姉妹が脚本を手掛け、奇想天外な設定を笑いと切なさの絶妙なバランスで描き出した『還魂』だ。
今年は、例年以上にジャンルが多岐にわたって良作、名作が多く生まれた印象だ。ここから、「今年の作品」賞に選ばれたのは、果たして――?
「韓国ドラマ大賞 2022」では、このほかにも、脚本賞や演出賞、主演・助演・新人の各賞、ベストカップル、ジャンル別作品賞などを選定。詳しい結果は、『韓国TVドラマガイド』最新号103号で発表している。