今年も恒例の「韓国ドラマ大賞」発表の季節がやってきた。

 創刊17周年を迎えた韓流エンタメ情報誌『韓国TVドラマガイド』編集部は、2021年末から2022年12月初旬までに日本で初放送、初配信された韓国ドラマを総括。視聴者に大きな感動を与えた作品や俳優、この1年の韓ドラ界の流行と傾向を分析して、本誌に寄せられた読者の反応も合わせて、「韓国ドラマ大賞2022」を選定した。

■「今年の俳優」賞はジュノ2PM)、女優賞はパク・ウンビン

 話題性、実力、韓流業界への影響力と、すべてにおいて他の追随を許さぬ圧倒的高評価で「今年」を象徴する俳優、「ACTOR OF THE YEAR」に選ばれたのは、『赤い袖先』のジュノ(2PM)だ。

 これは異論なしだろう。数多くの俳優たちが演じてきた名君イ・サンに新たな魂を吹き込み、韓ドラ史上に残る“魅惑の名主人公”を誕生させた功績は大きい。SNSや『韓国TVドラマガイド』読者アンケートでの反応含め、海外ファンの指示も熱く、世界的人気の高さを感じさせた。

『赤い袖先』画像出典:MBC

 同じく、2022年の韓ドラ界を輝かせ、新たなファン層を呼び込んだこの人も外せない。

 女優部門の「ACTRESS OF THE YEAR」に輝いた『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』のパク・ウンビンだ。特別なギフトを授かった風変わりな主人公ウ・ヨンウを、本人曰く「障がいではなく、ひとつの個性として」生き生きと演じ、想像を越えるヒューマンでファンタジーでロマンスも詰め込まれた、これまでにない感動ドラマを生み出した。

 過去の主演作『恋慕』『ブラームスは好きですか?』『ストーブリーグ』などにもスポットが当たり、老若男女に愛された今年を代表する女優だ。

『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』画像出典:ENA