■2023年「百想芸術大賞」映画部門、ノミネート作品&俳優発表!
TV・映画・演劇の3部門で優れた功績を残した作品・スタッフ・俳優に与えられる韓国エンターテインメント最大のアワード、第59回「百想(ペクサン)芸術大賞」が、4月28日(土)韓国・仁川パラダイスシティにて開催される。開催に先立って、ノミネートされた作品や俳優が発表になった。
昨年の第58回では、ソマリア内戦に巻き込まれた南北の政府関係者の脱出劇を描く『モガディシュ 脱出までの14日間』が大賞と作品賞を含む三冠、金大中とその選挙参謀をモデルに描いたポリティカルサスペンス『キングメーカー』が、監督賞・最優秀演技賞(ソル・ギョング)・助演賞(チョ・ウジン)など3部門に選ばれるなど、史実をもとに描く作品が選ばれた年だった。
2022年4月1日〜2023年3月31日までに公開された長編映画が今回の対象作。世界的な評価も高い『別れる決心』、作品賞・監督賞・最優秀演技賞など最多8部問にノミネートされた『フクロウ(原題)』、イ・ジョンジェ初監督&盟友チョン・ウソンとの23年ぶりの共演が話題となった『ハント(原題)』などが順当にノミネート。
観客動員数1200万人を突破したことでも知られる『犯罪都市 THE ROUNDUP』からは主演男優賞にマ・ドンソクが候補となった。また、ペ・ドゥナが『次のソヒ(原題)』『ベイビー・ブローカー』、ヨム・ジョンアが『人生は美しい(原題)』『宇宙+人(原題)』で、それぞれ主演・助演の2部問にノミネートされているのも興味深い。
一方、デビュー年度と関係なく当該作品を含み、3本以下の作品に出演した人物が対象となる新人賞には、日本でも人気の高いパク・ジニョン(GOT7)が『聖なる復讐者』で、ソ・イングクが『オオカミ狩り』で、IUが『ベイビー・ブローカー』でそれぞれノミネート。生涯で1度しか機会のない新人賞が誰の手に渡るかにも注目したい。
画像出典:百想芸術大賞公式インスタグラム「백상예술대상」(@baeksang.official)より
第59回「百想芸術大賞」映画部門のノミネートは以下の通り。※()内は、日本公開&セル情報
●作品賞
『次のソヒ(原題)』
『フクロウ(原題)』8部問
『ハンサン―龍の出現―』(公開中)
『ハント(原題)』 7部問
『別れる決心』(公開中)6部問
●監督賞
キム・ハンミン『ハンサン―龍の出現―』
パク・チャヌク『別れる決心』
アン・テジン『フクロウ(原題)』
イ・ジョンジェ『ハント(原題)』
チョン・ジュリ『次のソヒ(原題)』
●新人監督賞
キム・セイン『同じ下着を着るふたりの女』(5月13日(土)よりシアター・イメージフォーラムにて公開)
パク・イウン『ブルドーザーに乗った少女(原題)』
アン・テジン『フクロウ(原題)』
イ・サンヨン『犯罪都市 THE ROUNDUP』(セル・レンタル・配信中)
イ・ジョンジェ『ハント(原題)』