ヴィンチェンツォ』『太陽の末裔 Love Under The Sun』などヒット作に次々と出演し、プライベートの充実したニュースでもマスコミを賑わせているソン・ジュンギ。『ミセン-未生-』で一躍、国民的俳優となったイ・ソンミン

 人気と実力を備えたトップ俳優が共演し、2022年に韓国で放送されたドラマのなかで最も高視聴率を記録した『財閥家の末息子~Reborn Rich~』が、現在Leminoで独占配信中。7月は撮影現場の裏側が分かるメイキング動画も独占公開されるなど盛り上がりを見せている。見た人が口を揃えて、「おもしろい!」という本作、そのおもしろさの理由とは?

●『財閥家の末息子~Reborn Rich~』ストーリー

 韓国屈指の財閥スニャングループの未来資産管理チーム長として忠誠を尽くしていたユン・ヒョンウ(ソン・ジュンギ)は、ある日、スニャンに巨額の裏金があることを知る。検察の調査が入る前に資金洗浄することを提案し、副会長チン・ソンジュン(キム・ナムヒ)に見初められたヒョンウは、資産を回収するためにトルコに向かうも、罠にはめられたのち銃弾に倒れる。ところが、彼が目を覚ますと、そこはオリンピック開催を翌年に控え、民主化へと突き進む1987年のソウル。しかも、スニャングループ創設者チン・ヤンチョル(イ・ソンミン)の三男の末息子チン・ドジュンに転生していた。

 自分の殺害を指示した人物が、この一族の中にいる――。自らの死の真相を明かすため、そして人生一発逆転を狙い、ヒョンウはドジュンとして2度目の人生を歩んでいく。

『財閥家の末息子~Reborn Rich~』(C)Chaebol Corp. all rights reserved

■最後まで一瞬たりとも目が離せない!『財閥家の末息子』見どころは?

 現在の記憶をもったまま80年代にタイムスリップし、財閥の末息子に転生した主人公。二度目の人生ならではの豊富な知識と商才、機知によって会長から一目置かれる存在となった彼が、数奇な運命に翻弄され、復讐心と人間模様の狭間で揺れ、自分を殺した黒幕を突き詰めていくサスペンスフルなストーリーは、最後まで予測不可能。一瞬たりとも目が離せない。

 実在の財閥を彷彿とさせるエピソードに加え、大韓航空機爆破事件やIMF通貨危機など韓国を揺るがした大事件、大統領選、半導体成長、FIFAワールドカップなど、日本人もよく知る韓国時事ネタが実際の映像とともに盛り込まれている点も興味深い。スニャングループが財界トップに成長していく過程がダイナミックに描かれ、現代史ものとしても楽しめる。