Netflixで話題を呼んだ大ヒットドラマ『医師チャ・ジョンスク』で、オム・ジョンファ扮するアラフィフヒロインを見守り支える“年下エリート医師”を演じ、一躍注目を集めたミン・ウヒョク。187cmの高身長に耳心地のいい低音ボイス、濃いめの甘いマスクで目を引く彼だが、実は元プロ野球選手で、歌手、そしてミュージカル俳優へと華麗に転身した異色のキャリアの持ち主でもある。

 ドラマ俳優としても、『第3の魅力〜終わらない恋の始まり〜』(2018年)ではヒロイン(イ・ソム)をめぐりソ・ガンジュン演じる主人公と恋敵になる整形外科医役、『欠点ある恋人たち』(2019年)ではヒロイン(オ・ヨンソ)のイケメンの長兄役を演じ、顔を知らしめてきた。

 さらに、ミュージカル『愛の不時着』では、ドラマでヒョンビンが演じたリ・ジョンヒョク役に抜擢されるなど、今旬の俳優として人気急上昇中だ。

 そんなミン・ウヒョクが、今回日本初の単独ファンミーティングを行う。間近に迫ったファンミへの思いや、ミュージカル俳優としての思いを語った。

●ミン・ウヒョクProflie

 1983年9月18日生まれ。大学進学後、韓国プロ野球チームLGツインズの外野手として入団。負傷により半年で引退を余儀なくされ、2003年、ドラマ『窈窕淑女』のOST歌手として芸能界入り。アルバイトをしながら芸能活動を続け、2013年、ドラマ『ホーリーランド』で俳優デビュー。同年、ミュージカル『若き行進』のオーディションに合格し、小劇場の立ち並ぶ「大学路」での活躍が始まる。2015年、大型ミュージカル『レ・ミゼラブル』にアンジョラルス役で出演し、“ミュージカル界のプリンス”と称された。出演作に、ドラマ『医師チャ・ジョンスク』『第3の魅力〜終わらない恋の始まり〜』、ミュージカル『ベン・ハー』『僕らのイケメン青果店』『愛の不時着』など。『スーパーマンが帰ってきた』など、バラエティでも活躍。

ミン・ウヒョク First FanMeeting in JAPAN

■『医師チャ・ジョンスク』年下エリート医師ロイ・キム役でブレイク!ミン・ウンヨク、インタビュー

――ドラマ『医師チャ・ジョンスク』でロイ・キム役を演じましたが、一番記憶に残るシーンについて教えてください。

 ロイは両親に見捨てられ、アメリカに養子縁組されて育ちました。それによって誰にも心を開かない人物ですが、チャ・ジョンスク(オム・ジョンファ)が、夫のソ・インホ(キム・ビョンチョル)が浮気しているのを知りながらも、自分より子供たちを心配する姿を見たロイが家族の真の意味を知ることになる場面が印象的でした。

――アドリブがたくさん入った作品だそうですが……。

 監督が「俳優が楽に演技をしてこそ見る人も楽しめる」といつもおっしゃっていましたので、台本に出てくる状況に合わせて、もう少し自然な役作りのための努力をしていたらアドリブがたくさん出たようです。